リカバリーの倍返し・・・
昨日の日曜日は、長女の高校のホームグラウンドの除草作業が行われた!!
その除草作業も1時間ほどで終わり練習を眺めていると、投手陣のブルペンキャッチャーが足りないということで、私が務めることになった!!
私のマイグラブは、硬式用のキャッチャーミットなので、それを持ってブルペンへと向かった!!
2年生投手のボールを受ける事になり、早速構えると覚悟はしていたが、一球目からえげつないボールがきたっ!!
怖わっっっっ!!!!(笑)
ナチュラルで、野球でいうカットボールみたいな軌道や、シンカーの様な動きをするボールが次々にくる!!
しかし!!
そんな上から下に動くボールは、野球の軌道と同じで目が慣れているので、まだマシだけど!!
厄介なのはっ!!
ソフトボール独特の、下から上に上がる変化球で、野球の経験しかない私にとって、そんな軌道のボールは、今まで見た事がなく…
下から上に上がりながら横に動くスライダーみたいなボールと、ローライズっていうボールがあって、このローライズはリリースした瞬間に、間違いなくショートバウンドすると思うが、低い軌道を保ったまま手元まで伸びてくる・・・
なので・・・
ショートバウンドすると思って、ミットを下向きに出すとそのまま伸びてくるので、変な形でのキャッチングになってしまう・・・(笑)
そんなボールを取らなくてはいけないので、『パッ〜ン!!』という音が出せずに『パスっ・・・・』と、ショボい音になってしまう・・・(笑)
それを、後ろでみていた監督と保護者会長が、「〇〇さ〜ん(私)!!、ブルペンキャッチャーは、いい音させないとダメですよっ!!」と、何度も冷やかされた!!(笑)
あれは難しいわ〜
無理だわ〜(笑)
そんな恐怖に耐えたあと・・・
左手の人差し指が、ドクンドクンと脈を打つような痛みに耐えながら、その後の練習を見ていた。
昨日の練習は、コロナ部停明け2日目で、間近に迫ったインターハイに向けて、遅れを少しでも取り戻そうと・・・
今は退かれたが、巧大の高校野球時代の野球部の監督が、臨時コーチとしてグラウンドに招かれていた。
なので昨日は・・・
巧大の野球部時代の監督に・・・
先日、野球部からソフトのコーチに就任された〇〇コーチに・・・
グラウンドの中は、まさに巧大の高校野球時代の野球部を見ているようで!!(笑)
長女が入学しソフトボール部に入ってから、これまでの間に、こんな事はなかったし、近年のソフトボール部の歴史を遡っても、こんな事はおそらく無いと思う・・・
しかし・・・
巧大で繋がった高校野球を通じての縁が、長女のソフトボールでの縁で、再び繋がるなんて思っても見なかった。
男の兄弟揃って野球をやっていて、同じ高校の野球部に入って、同じ指導者にお世話になることはあっても、男の子と娘の兄妹が違う競技で同じ指導者に指導を受けることは、本当にレアなケースだと思う・・・
昨日は・・・
そんな、不思議な縁を感じながら練習風景を眺めていた!!
そして・・・
最近、長女の課題であったバッティング練習が行われた。
昨日は、マシンでのFバッティングが行われたが、感触的に言えば、以前のバッティングが出来ていた・・・
しかし、以前に比べると安定感に欠ける・・・
打席単位のムラもあったが、スイング単体のムラもあって、悪くはないが安定感に欠けていて、私の中で見ていてスッキリするものではなかった・・・
練習終了後・・・
〇〇コーチと話す機会があって、長女のバッティングについて、「〇〇〇(長女)に関して、コロナ部停前に比べると復調してきていて、私的には、バッティングに不安な部分はありません!!」「本人の今の状態を例えると、コロナ部停前は、自分の中で何をしていいのか分からず、そこを抜け出すドア自体が見えていない状態だったのですが、今はそのドアを本人が見つけています。」「そして、そのドアのどれを開けようかと、自分の中で選んでいる途中なので全く心配はいらないです」と話してくれた・・・
そのコーチの言葉を聞いて、私がバッティング練習の時に感じた部分とリンクした!!
私もバッティングそのものは、元に戻っていると感じていて、悪くはないと思っていた。
しかし、先ほど書いたスイング単位のムラと感じた部分が、コーチの言うところのドアを選んでいると表現した様に、今本人が色々と試していて、納得できる物を見つけ出そうとしているのだと!!
私の中で腑に落ちた・・・
そして、帰宅後…
ティーを動画で撮影し、二人でミーティングをしていると・・・
テイクバックの部分に気になるところがあり、私がその部分を指摘すると・・・
長女が「今日のフリーバッティング練習で、そこを意識したっ!!」と、言った!!
二人で!!
『じゃあ!!それだわっ!!』って、事になって、大喜びしながら、再びそこを意識してティーを打ち、再び動画撮影してチェックすると、右手の返しのタイミングが絶妙なタイミングで出来ていた!!
もし、それが探していた突破口となるドアだとするなら、今日の練習で手応えを感じて帰ってくるはず!!
今日は、嫁さんが迎えに行ったため自宅で本人を待っているけど、早くその結果を聞きたいっ!!(笑)
そして、次は守備に関して・・・
練習の最後に紅白戦が行われ、長女はセンターを守っていた。
そのセンターへ打球が飛び、正面のなんでもないフライをなんと落球!!
大きい話ではなく、長女が高校になって落球したのを初めて見た!!
長女がエラーするのは本当に珍しいため、私も本当に驚いた!!
監督もコーチもだけど、エラーに対して叱るというより、びっくりの方が先で、後で長女から聞いたけど、センターの後ろで紅白戦を見守っていた〇〇コーチが、後ろから笑いながら「お前何をやっとるの?」と、言って来たらしい・・・(笑)
その時・・・
投手を落ち着かせるため、タイムをとりマウンドに向かっている3年生捕手に、謝罪の意味をこめて長女が手を挙げると、その捕手が笑いながら長女に向かって手を上げた!!(笑)
何より・・・
エラーした本人がびっくりしたらしく、やば〜っと思ったと言っていた!!(笑)
しかし・・・
名誉挽回だとばかりに、その後に2本いい守備が見られた・・
1本目が、三塁にランナーを置いてセンターへフライが上がった!!
三塁走者がタッチアップに備え、ベースについたまま長女の捕球を待っていた。
すると…
捕球と同時に鋭いバックホームを投げ、ワンバウンドのどストライク送球が返ってきた!!
三塁走者は、結局スタートは切らなかったものの、もしも突っ込んでいれば、タイミング的に、ほぼほぼアウトだったと思う!!
それと、もう一つは・・・
ショートの後ろに、ポテンヒットになる様なあたりを、猛ダッシュで前進してきて捕球した!!
私がいいプレーだと思ったのは、捕球したことではなくて、元々のポディショニングだった!!
先日巧大の内容で書いたばかりだが、このポディショニングについては、見えないファインプレーだと思っている!!
この時、長女は左中間寄りに位置を変えていた!!
昨日、長女達のチームが守備についた時に、必ず〇〇コーチが長女が守るセンターの後ろで試合の動向を見ていたので、てっきりコーチの指示によって、左中間にポディショニングしたと思っていた・・・
しかし・・・
後で聞くと、その時は指示は出ておらず、自分で動いていたらしい!!
あの飛球はきちんとポディショニングしてないと、捕球できていなかったと思う!!
この2つのプレーで、落球という痛いエラーの半分ぐらいは、罪滅ぼしが出来たかな?(笑)
ミスはつきものであり・・・
それをどうやってリカバリーするかが重要である。
ミスをミスとして終わらせては絶対にダメ・・・
守備での一つのミスを、2つのプレーで挽回する!!
まさに・・・
リカバリーの倍返し!!
ナイスリカバリーだったと思う!!