およそ1年半前に部員二人からチームとして新たなスタートを切った・・・
そのチームにとって初陣となる練習試合がいよいよ明日に迫った・・・
一番頑張ったのは、勿論光記と〇〇の二人・・・
そして、明日やっと試合ができるまでになった・・・
待ちに待った試合!!
私にとって明日の試合は勝ち負けはどうでもよくて、今まで頑張ってきたことへのご褒美的な感覚が90%・・・
そして、光記が実践から離れた約2年間のブランクによって、他のチームの同世代の選手にどれほど差をつけられたのかを確認したいという気持ちが10%・・・
の、はずだった・・・
昨日までは・・・
ところが・・・
前日となった今日は、それがまるで反対となり差をつけられた現実を見る怖さが90%・・・
ご褒美的な要素が10%・・・
と、なってしまった・・・
待ちに待った楽しみの試合だったはずが、光記の現実から目を背けたい自分に変化した・・・
今まではこいつら二人に、1日でも早く試合をさせてあげたいという一心で頑張ってきたのだが、いざその目標が達成されるとなると一気に現実が押し寄せてきた・・・
明日ぐらいはそんなことは考えず”光記が思い切り試合をやっている姿を見ながらここまで辿りついて良かったと思えばいい”と、自分に言い聞かせるのだが、野球選手が2年もの間実践から離れるということが、どれだけの影響を及ぼすのかということを、この13年間の保護者経験によりわかるので、明日の光記の現実を想像すると目を背けたい気持ちになっている。
しかし、その現実をしっかり見てそれを受け止めなければならない!!
それができないと、今後何も始まらない!!
という話を・・・
さっき、明日が初の練習試合だからと連絡をしてきた、いつもこのブログに登場する私の先輩に話すと・・・
その先輩である〇城さんが・・・
「その現実を受け止めなければいかんのは、お前じゃなくて光記だろ?」
「お前が現実を受け止めとっても、しょうがないんと違うか?」
「今後お前が光記の代わりに打席に立つんか?」
「お前が試合で守るんか?」
「お前が甲子園目指すんか?」
「お前がどうこう考えんでも、明日の試合での光記は間違いなくボロボロだし、ほっといても自分の今の現実を実感する!!」
「光記は巧大とすずかの試合を小さい頃から何百も見てきとるから、これまで見てきた巧大とかすずかの試合と、明日の試合での自分の現実を比べて特にギャップを感じる!!」
「それから先が、お前の出番なんよっ!!」
「お前も成長せん男やなあ〜」と・・・
おっしゃる通りだった・・・
そして・・・
「現実がどうのこうの考えんでも、楽しまんでもええから、塁審なんか他の親にさせてお前は黙ってずっと光記の動画だけ撮っとけばええからっ!!」
「それだけでええっ!!」
「そして、その動画を俺に送れば、お前の明日の仕事は終わりっ!!」
「明日はそれだけやればええからっ!!」
と、言ってた・・・(爆笑)
はあ・・・?
なんだけど!!(笑)
これが◯城さんの優しさなんだよな・・・(笑)
たまには本気でムカつく時あるけど、私にキツイことを言った後に必ずそんな笑いを入れたフォローを入れる・・・
でも・・・
◯城さんの説教を聞いて吹っ切れた!!
俺も先輩のことを・・・
面倒臭い男とか・・・
性格悪いとか・・・
ひねくれてるとか・・・
日頃は色々言ってるけど、ほんの少しだけど感謝してるので面倒臭いけど明日動画を送ってやろうと思う・・・(笑)
そして最後に・・・
さっき〇城さんが・・・
「光記がどんな明日の試合でボロボロでも、必ず3ついいところを見つけて帰り車の中で褒めろっ!!」
と、言っていた。・・・
俺に・・・
粗探しばかりをせず、きちんといい所も見ろって言ってるんだよな・・・
ほんと・・・
性格さえ悪くなければ、今頃家庭崩壊もせず野球でもいい指導者になってると思うんだけどな・・・(笑)
マジで言いたくないので小文字で・・・
〇城さん今日はありがとうございました・・・