課題探しの旅 in 長崎(episode1)

課題探しの旅 in 長崎(episode1)

昨日は家に着くなり、緊張の糸が切れたのか疲れが押し寄せてきました・・・
しかし、こうたにとっても私にとっても、とても有意義な長崎遠征となりました‼️

第1日目は、早朝の集合時間で長距離の移動でしたが、これは中学生であるこうたにも予測はつく事であり、これからボーイズリーグで野球を続けていけば避けることができない事ですし、高校で野球をしていく上でも頻繁にあることです。

遠征は遠征当日から始まるのではなく、球団側から遠征日程を聞いた時から、遠征は始まっていることを自覚しなければいけません・・・
負ければ終わりという、やり直しのきかないトーナメント方式で公式戦に臨む際に、プレイボールが宣告される時にフィジカルもメンタルも、最もピークに持っていかなくてはいけませんが、遠征はそのための訓練でもあると思います。

試合とは『肉体的にも精神的にも日常とかけ離れた状態になる時』です。
人間は、日常と違うと感じれば『不安』になります、だから試合は『緊張』します。
『緊張』をするので、いつも難なくできるパフォーマンスができなくなる・・・
『緊張をしたので、いつも通りのプレイができませんでした・・・』と言うのは、アスリートとして全く話になりませんし言い訳にもなりません・・・
要は、『非日常な出来事を、どれだけ日常にするか』だと思います。

私は競技は違いますが、あるスポーツをやっていました。
現役時代に、ある指導者から『試合より大事なことは、試合に臨む準備である』と、言われ続けていましたが、その徹底ぶりは凄まじく試合日程の一ヶ月前から試合前日まで、試合前練習メニューや期間がそれぞれのカテゴリごとに細かく決められており、試合が行われる度に同じメニューを繰り返し行っていました。
そして、試合当日は徹底した30分前行動で、アップから試合直前の公開練習までは、日常の練習メニューと同じであり、日常と違うメニューは絶対に許されませんでした。
試合の開始時間直前にユニフォームに着替えて、選手としての心のスイッチをONにして、試合前の挨拶に向かうというものでした。
これはチームとしてのルーティングワークですが、私個人でも自主練の内容などは勿論ですが、食事内容から爪を切るタイミングや長さ、聞く音楽も試合前の一週間前と試合当日では変えていました・・・(笑)
他にも色々ありましたが、それは自分なりのルーティングワークでした。

※他にもかなり細かな決まりごとがありましたが、ありすぎて抜粋してます・・・。
今、『同じ事をしろ‼️』と言われても絶対できませんね・・・(笑)

当時は、今の若い世代がよく使う言葉で言えば『うぜ~』としか思いませんでしたが、やっていた内容があっているのか、間違っているのかは別として、徹底的なルーティングワークにより、非日常が日常となり選抜試合などの大きな大会でも全く緊張もしませんでしたし、安定したパフォーマンスは出来ていたと思います。

結果的に、私がこうたにこの遠征で理解して欲しかった課題の一つとして、泗水Bに入団してから幾度となく公式戦や遠征に参加してきましたが、甘えられる学童の時とは別次元の野球環境におり、肉体的にも精神的にも自らをコントロールし、今後試合に出場するしないは関係なく『非日常』的なまま望むのではなく、あるとあらえる準備を完璧に行い『日常』的な状態で最高のパフォーマンスができる様に『周到な準備の重要性』を学んで欲しかったです。

野球は、チームに1年生が入っているからと、ハンデとして3対0から始めるスポーツではありません・・・
試合に出場しているからには、たとえ一年生であっても上学年と同じパフォーマンスを求められられます・・・

厳しくごまかしのきかない勝負の世界に、自ら身を投じているのであれば、それ相当の自分への戒めが出来る選手になってほしいですし、それが出来ないとレギュラーというチケットを手に入れる事は出来ませんし、資格もないということをこうたに気付いて欲しいと思います。