400倍の意識

今日の熊本県は小雨が降っていますが、県下では私立高校の入学試験が行われているようです。
うちのこうたも、あと二年後には受験を経験しなければいけないと思うと、他人事ではないような気がします。(受験できる高校があればいいのですが・・・泣)
 
突然ですが、
0.25%
なんの数字か分かりますか?
 
この数字は、2014年の夏の高校野球選手権の予選を含めた全国の出場チーム数から、選手数を割り出し計算された、“甲子園でスタメン出場”できる選手の確率だそうです。
 この確率からいくと、2.5/1000人しか甲子園のスタメンになれないということになります。

こうたも含め、野球をやっている選手の夢は「甲子園に出場すること」と大半の選手は答えると思います・・・
 
しかし、そんな日本の野球の聖地でプレイできるのは、数字で表した通り、極僅かな選ばれし選手になる訳です・・・
もっとわかりやすく数字を表すと、2.5/1000=1/400となり、単純に言えば他の選手より少なくとも、400倍の努力が必要になるということになります。
 
単純に例えれば、他の選手が1日100回素振りすれば、40000回素振りが必要になりますし、他の選手が1km走れば、400km走らなければいけないということになります。
しかし、物理的に無理ですし、肉体的にも他の選手の400倍、努力をするというのは無茶ですし、浮世離れした話です。
 
そこで必要なのは、“意識”だと私は思います。
この“意識”は、限界がなく無限です。

例えば、きつい坂道を自転車通学するのも、意識すれば下半身のトレーニングになりますし、勉強も希望の高校で野球をするためには、受験をしなければいけません。
風邪を引けば、練習に参加できなくなるのでマスクをはめる、体調を整えるには早寝早起きをするなど、野球を意識すればきりがないほど、日常生活の中にも野球のための努力出来るのです。

何もそこまで・・・
と思う人もいるかもしれませんが、それぐらいの努力をしないと、甲子園でスタメン出場は無理だということが、数字を見れば明らかです・・・

400人の選手の中で一番強い意識を持ち、400人の選手の中で一番強い実行力を持ち、400人の選手の中で一番強い継続力を持ち、結果的に一番大切なことは400人の選手の中で一番野球が大好きであるという事・・・
 
無限にできる“意識”を強く持つことで物理的に無理なことでも、400倍の努力は可能であるということです。
 
口先だけではなく、本気で甲子園でプレイをしたいと思うのであれば、「夢の甲子園」を意識するのではなく、「現実の甲子園」を“強く意識”して日常生活を送ることだと思います。
そして、チーム練習や自主練を、他の選手より“1球でも多く、一振りでも多く、一歩でも多く、一声でも多く”積み重ねて、将来後悔することが無いよう、他の選手の400倍の意識を、こうたに持ってほしいと思います。