男同士の話し…

先週の金曜日…
男同士の話しをしようと思い、巧大を誘ってサウナに行った…

ついこの前まで、一緒にサウナ入っても、1分~2分すると、暑さに耐えられず、1人出て行っていた巧大が…

この前の巧大は、裸で男座りして将来のことや、自分なりの考えを話しながら、俺と同じ時間サウナに入り、これも入れなかった、水風呂に入り 話の続きを語る…

話す内容も、今までは浮世離れした夢物語みたいな話しばかりだったのが、現実的で根拠ある話を語る様になった…

自分を知る事…
そして、自分を取り巻く環境を加味した、現実的な判断が、徐々にできる様になってきた。

前までは自我に目覚め、周りの事は何も考えずに、ただがむしゃらに自己主張ばかりを繰り返し、そんな的外れで身勝手な主張は、社会では通用しない事を本人に伝えても、本人からすると、ただただ自分の主張を批判されているだけだと思い、反抗的な態度を繰り返していた…

そんなことが続くと、頭ごなしに押さえつけ様とする俺…
力でねじ伏せようとして、巧大を支配してしまっていた…

ノーチョイス…
結果的に巧大の選択肢を、親である俺が奪っていた…

選択肢が無くなった者が、必ず陥るのは諦め…
諦めた者は、間違い無く向上心が無くなる…

そうなると…
最大の悲劇は、成長が無いということ…

原因を突き詰めると…
本人の夢や目標を、共有して共感していなかった事が、最大の原因だとある日感じた…

本人の夢や目標は、あくまでも巧大本人のものであり、俺の夢でも目標では無い…

俺は巧大の、夢や目標までも支配していた…

それを、ある方の一言で気付いた…
「親は環境ですよ…」
たったこの一言…

俺がやるべきは、本人の夢や目標が達成できる様に、環境を整える事が役割だと気付いた時に、歪んだ親子関係が修復に向かった…

そんな、今までの出来事を、サウナの中で巧大の成長を感じながら、思い出していた。

親が子を育てるのでは無く、子が親を育てると聞くけど、これはマジだ…

その証拠に…
金曜日に、本人が下したある決断理由と根拠は…

俺の想像を、はるかに超えていて…
俺の想像を、はるかに超えた本人の覚悟だった…

それを、本人の口から聞いた時に、親である俺の方の腹が座った…

親としての成長かあ…

俺自体は…
はたして、親を成長させる様な事を、今までしてきたんだろうか…