”孝行”野球

昨日は、光記の練習だった・・・
嘉島東ファイターズのホームGに到着すると、何も言っていないのに、グラウンドに入る時に帽子をとって「お願いしますっ!!」と、かんだかーい光記の大きな声・・・

そして保護者さん方と、監督やコーチに「こんにちはっ!!」ときちんと挨拶・・・

正直・・・
びっくりした・・・

先日の練習体験から、昨日が2回目の参加・・・
野球以前に、そんなところから教えなければいけないと思っていた。
ところが、昨日何も言わずに挨拶もできた・・・

光記に「よく挨拶が自分でできたね・・・」と褒めていると、光記が「この前練習来た時に、兄~にが教えてやらしたとたい!!」と、言った・・・

これから野球を始める幼稚園生の光記に、長男がきちんと野球以前の人として大事なことをきちんと伝えてくれていたこと・・・
それを素直に実行する次男・・・

それを聞いた時に、本当に嬉しかった・・・

そして、その出来事の中心になるのが・・・
”野球”

この野球という競技のおかげで、高校生の兄が幼稚園生の弟に、人として最も大事な部分を伝えてくれる・・・

この兄弟に、野球という共通点があったからこそ・・・

そんな長男も、今までは起こしても起こしても起きなかったが、今は朝5時に自分で起きて、今朝も中学時代にコーチからプレゼントしてくれた丼で、前日の夕ご飯だった炊き込みご飯を2杯食べ練習に向かった・・・

日常生活において、一つ一つあーしろこーしろ言わなくてはいけなかったのが、高校の練習に参加するようになって、本当に一言も何も言わないでよくなった・・・

極めて大きな成長が見られ、急に大人になってきた・・・
わずか1週間でその違いがわかる・・・

高校野球とは、本当に不思議な世界観がある。
日本独特の文化だと思う・・・

冷静に考えれば、高校野球とはわずか16歳から18歳の世界で、外国から見ればたかがアマチュア学生野球・・・
されど、日本にとっては甲子園に日本中が熱狂し、そして球児たちは独特の厳しい環境の中で人間教育を受け、地方大会においてもテレビで放映され、感動と涙で人々を魅了する。

そして、野球技術は勿論だけど・・・
人として大事な部分や、将来社会人になって大事なことを学ぶ・・・

うちの息子たちが野球を選んでくれてよかった・・・
本当に良かった・・・

日本にとって高校野球は・・・
”孝行野球”
だなあ~

昨日は、子供達の成長が見れて本当に嬉しかった・・・

野球の神様とは・・・
人間を成長させてくれる、本当に偉大な神だ・・・