責任という負荷が人を育てる・・・

世の中はGWに突入!!

私は未突入・・・(泣)

 

巧大は既に昨日から10連休に突入し、その初日となった昨日は県内で3本の指に入るホテルで法人を上げての大規模な新入社員歓迎会!!

 

帰宅した巧大のスーツの襟元を見ると社員バッチが付いており、そんなバッチをつける事がない医療福祉畑で育った私からすると、なんかすげ〜な〜っと思ってしまった・・・(笑)

 

さてさて・・・

GWに突入したのは巧大だけではなく、光記も同じで昨日は練習だった!!

しかし、GW初日の昨日は豪雨で室内練習にて走り込みだったが、今日は快晴となり絶好の練習日和となった!!

 

今朝、私は仕事だったのでいつも通り準備をしていると、嫁さんが昨日の今日の練習についての光記とのやりとりについて話してきた。

 

昨日光記が明日は9時練習開始だけど、学校に行く時間(7:30)頃練習に行くと嫁さんに言ったらしい・・・

 

その理由を光記に尋ねると・・・

光記が「先週、授業参観でグラウンドが駐車場になって、その時に雨が降ったけんグラウンドがグチャグチャになっとるかも?て、コーチが心配しとらしたけん早く行ってグラウンド整備をする」と言ったらしい・・・

 

それに対して・・・

嫁さんが、監督やコーチから全員練習開始時間よりも早く来てグランド整備をやると言われたのかを尋ねると、そうでは無く光記が自主的に言っている事だったらしい・・・

 

私はこの話を聞いた時に、光記の成長を強く感じた・・・

 

コーチはそんな時に誰よりも早くきて、グラウンド整備を真っ先にやる人柄・・・

そんなコーチの人柄を知っている光記が、コーチよりも先にグラウンドに行ってグラウンド整備をやろうと思ってのことだった・・・

 

キャプテンとしてや最上級生としての立場などの『責任』ある立場として、光記ながらに考え行動しようとする『野球人としての姿勢』が垣間見えた様で嬉しかった!!

 

光記と同じ小学生にとってのGWといえば、家族と旅行に行ったりレジャー施設に遊びに行ったり、楽しい遊びを沢山したいと思うのが一般的だと思う・・・

しかし、そんな行動を取れるというのは、根底に年相応の遊びや楽しみ以上の価値観を野球に対して持っている証だと思うんだ・・・

 

私は・・・

巧大の時の失敗を元に、光記との『球児とその親』のスタンスに気を使っている。

そんな光記と私の今のスタンスを見て、私の光記に対しての対応が甘いと巧大とすずかがしょっちゅう言う・・・(笑)

 

私は光記に対して・・・

野球をやりなさいと一度も言ったことがなければ、野球を辞めてはいけないと一度も言ったことがない・・・

 

むしろ光記に対しては、自分がしたいことがあれば野球を辞めてもいいと言う・・・

 

しかし・・・

それには条件があって、今やっている野球を超えるほど熱中できるものが見つかってから野球を辞めるように常日頃から言っている。

それは他のスポーツ競技だけではなく、例えそれが勉強であってもいいし文化的なものであってもいいと・・・

 

勿論!!

私の中では野球を続けてほしいと120%思っているが、例えどんなに親が野球を強制しても本人自身が野球をやりたいと思わないと絶対に伸びないということを学んだし、そんな、やらされ野球が通用するほど甘い世界ではない・・・

 

だったら・・・

早くから本人がやりたいことを極めた方が光記のためだと思う!!

 

でも、いざ本当にそうなったら立ち直れそうもない・・・(笑)

 

しかし、現在の光記は・・・

野球が好きだとか嫌いだとか・・・

楽しいとか楽しくないとか・・・

そんな次元を通り越して、野球に対しての覚悟というか・・・

野球に対して腹を括っている様に感じる。

 

そんな光記の変化は・・・

チームのメンバーが増えてきたのが大きな要因であると思う・・・

 

上に書いたように・・・

メンバーが増えれば増えるほど、最上級生としてキャプテンとしての『責任』が大きくなっていく・・・

 

さらに言えば・・・

6年生がおらず、チーム内の最高学年は5年生である光記だけである・・・

その状況は今始まった事ではなく、去年の4年時からキャプテンという役割を担ってきた・・・

 

監督やコーチも将来のためにと、心を鬼にして以前の6年生が沢山いた時のクオリティーを下げることなく、キャプテンとしての役割を光記に対して求める・・・

 

そのクオリティーで、5年生の光記は4年生から1年生までの選手をまとめていかなければならない・・・

 

しかし、そのプレッシャーが光記を成長させてくれているのは事実である!!

 

巧大がキャプテンを務めている去年、よく言っていた・・・

「人が嫌がる事を、一番に言うのがキャプテン・・・」

「だから人が嫌がる事を、キャプテンが一番にやらなけらばならないし、結果も一番でなければいけない・・・」

「それが出来ないと、キャプテンとしての説得力がなく誰もついてこない・・・」

 

まさしく・・・

今回の光記の出来事は・・・

巧大が去年まで言っていた通りだよな・・・

 

そんなキャプテンとしての品格に近づこうとすることが、野球人としてや人としての成長に繋がるのである・・・

 

まさに・・・

今、光記が野球チームのキャプテンとして学んでいることは、野球人としてや人としての志を高く持つための修行の様なもの・・・

 

その修行が辛ければ辛いほど・・・

悟りは大きな物となる・・・

 

やはり・・・

負荷が人を成長させる・・・

 

しかし、その負荷により自滅してしまえば元もこもない・・・

そうならないためには、まず現在の自分のキャパシティーを知ること・・・

 

最初のうちは・・・

その自分のキャパシティーと同じ若しくはそれ以下の荷物を持つぐらいでは意味が無く、自分のキャパシティーを少し超えるぐらいの荷物だけを担いで何度も往復をすればいい・・・

人間はそうやって何度も同じことを繰り返すことによって、どうやったら効率良く荷物を運べるのかを考えるんだ・・・

 

例え同じ事の繰り返しの単純作業であっても、絶対に思考を止めないこと!!

 

自分のキャパシティーを少し超えるぐらいの荷物を持つ理由は、その思考を止めない様にするためなんだ!!

 

人間・・・

楽をしたら良い発想が浮かばない・・・

 

そうやって自分で掴んだものを『知恵』と言う!!

 

その『知恵』を使えば、前もって『予測』ができるようになる!!

『予測』ができる様になると、過去の辛い経験を元に荷物を予め運ぶ様になるんだ!!

 

すると!!

気持ちに余裕をもって状況判断できる様になるだろっ!!

 

そしたら幅広い視野と奥行きのある判断ができる様になり!!

それに乗じて球児としてや人としての志が高くなるんだっ!!

 

それがっ!!

 

そうっ!!

成長なんだっ!!

 

人間はそれを繰り返すことによって、死ぬまで何らかの成長ができるよう作られている!!

 

今の光記は!!

その成長のやり方を自分の意思でできる様になる為の修行中なんだ!!

自分の意志で成長できる様になった事を『自立』って言うんだ!!

 

野球人としての自立!!

人としての自立!!

 

その自立に向けて!!

光記っ!!

自信をもてっ!!

 

野球の神様が光記を育ててくれているからっ!!

 

そして将来!!

野球で飯は食えないが、兄〜にの様に野球を”やっていた事で”飯が食える様になるんだっ!!

 

今、光記はとても大切な事を学んでいるよっ!!

 

順調・・・

順調・・・

 

自立に向けて順調すぎるほど順調だよ・・・