高校球児達へのありがとう・・・

私は、中学時代に野球をやっていました・・・
今までも何度かブログに書いたと思いますが、チームの看板選手でもある打撃の主軸の中の主軸である、4番打者が守るポディションの控えでした・・・

当然のごとく、ベンチワークや攻守交代時のライトのその選手とのキャッチボール・・・
ランナーコーチやグラウンド整備などなど・・・

そんな自分の中学野球時代にコンプレックスがあり、今までも自分の心の奥底で「なんだかんだいっても、レギュラー組でないと野球をやったとは言えない・・・」と思っていました。

しかし・・・
そんな野球に対して、ひねくれた考えというか・・・

心のどっかに、高校野球って熱闘甲子園みたいな世界だけじゃね~よな・・・
みたいな・・・

そんな卑屈な考えが、長男が高校野球に入ると同時に、変わってきたのが自分でもわかります。

メガホン持って一生懸命応援している選手ってかっこいい・・・
トンボ持って、一糸乱れぬグラウンド整備やっている選手ってかっこいい・・・
試合前ノックで、テキパキと補助をこなしている選手ってかっこいい・・・
ベンチワークで、見事なほど野球バックが並んでいる姿や、ヘルメットやバットなどを綺麗に並べている選手がかっこいい・・・

息子が通う高校の試合を応援に行くようになり、ベンチ入りメンバーだけではなく、ベンチ外の選手達の姿を見るとカッコいいんですよね・・・
イメージ 1

そんなひたむきな高校球児たちの姿を見て、自分が中学時代に控え選手だった記憶を恥ずかしいと思っていた自分が、一番カッコ悪かったんだと気付きました・・・

昨日試合に勝利して、綺麗に一列に並んで脱帽し胸に手を当てて校歌を歌っているベンチ入りメンバーとともに、応援席から脱帽し胸に手を当てて、一緒に校歌を歌っているベンチ外のメンバーの姿を応援席の上の方から眺めていて、一人そんなことを考えていた・・・

そしたら急に泣きそうになってきて、慌ててサングラスはめてしまった・・・

ヤベ~
これからあと2年間・・・
長男の高校野球見なくちゃいけないのに、早くもおっさんの涙をこらえきれなくなってる・・・(笑)

俺・・・
これから先、何回泣くんだろう・・・(笑)

しかし・・・
高校野球って、自分の記憶までも綺麗に浄化してくれる・・・

今更・・・
自分が中学時代に戻れるわけでもない・・・
しかし、自分の中で決していい思い出ではなかったことを、いい思い出に変えてくれた高校野球・・・

時間は取り戻せないけど、思い出を取り戻せたような気がする・・・

ありがとう・・・
高校球児たち・・・