背負うもの・・・
昨日・・・
長男が近畿~中国地方にかけての遠征から帰ってきた。
今回の遠征は、今週末から予定されている新人戦の市内大会のベンチメンバーの選考も兼ねていた。
遠征の全日程を終え、学校に到着してから背番号渡しが行われたらしい・・・
長男が小学生の時にこんなことがあった・・・
長男が所属していた学童チームは部員不足で、小学校2年生の時に長男は入団したけど、どんなに小学校2年生と言えども試合に出ないと試合ができない状態だった。
小さい時からそんな状況だったので、いつしか試合に出て当たり前・・・
その後、部員の人数が増えても経験値の差でいつも試合に出れる状況だった。
そして、ある大会前に背番号渡しの時に、長男が「俺、〇番が良かった!!」と言った為、こっ酷く叱ったことがあった・・・
背番号を貰えない選手もいる中で、何番がいいだの何だの小学生の時から言っているようだったら、必ず将来ダメになると思ってかなりきつく叱ったことを今でも覚えている。
試合に出て当たり前・・・
背番号もらって当たり前・・・
当時、長男の中でそんな気持ちになっていたは確かで・・・
そして・・・
高校生になり・・・
少々の事で、キツいだの痛いだの言っている暇なんかなかっただろ・・・?
他の選手を羨ましがっている暇も、愚痴を言っている暇もなかっただろ・・・?
壁に当たった時に、近道も抜け道もなかっただろ・・・?
奇跡や運などが通用する世界ではなかっただろ・・・?
小手先の誤魔化しも、言い訳も通用しなかっただろ・・・?
ただひたすら苦しみに耐えて、前に前に進むしか方法がなかっただろ・・・?
最大で部員数が100人級の高校で、背番号を背中に背負うという事が、どんだけのことなのかがかわかっただろ?
昨日遠征終了後、着替える際に少し離れた場所に置いていたビニール袋を裸足で取りに行った時に、コーチから叱られた時に言われたという言葉・・・
『お前の身体は、今日から自分の身体ではなくチームの身体になったんだからな・・・』
『そんな細かいところも、危険予知をせんといかんっ!!』
このコーチの言葉の奥に何があるのかを・・・
半年ほど前に「俺もう一回、本気でチャレンジしてみる!!」と、宣言してからというもの、よう頑張った!!
それは認める!!
長男に、ここまでの根性と野球に対しての熱意があるとは思っていなかった・・・
そして光記へ・・・
まだ幼くてわからないかもしれないけど、今の兄~にをよーく見ておくようにっ!!
近い将来、必ず光記も同じ経験をすることになるから!!
『当たり前は当たり前では無い』と言うことを、常に思っておかないと将来必ず苦労するからな・・・
まずは良かったな・・・