メンタルマネージメント
昨日・・・
世界女子ハンドボールの試合がライブ中継されていた・・・
私は元ハンドボーラー・・・
懐かしさもあり滅多にないハンドボール中継を見ていた・・・
ゲーム開始となり、フィジカル面ので不利な日本代表チームが、戦略とスピードを生かした展開で流れを作った・・・
しかし・・・
対戦国であるスウェーデンは、ハンドボールの本場であるヨーロッパのクラブチームで活躍している選手が揃っていて、徐々に流れを取り戻していく・・・
そして開始5分ほど経過した時点で1回目のタイムアウトをスウェーデンが取ると、そこから一気に試合の流れがスウェーデンに傾き、中盤一気に逆転され後半も日本に流れが来ることもなく日本が敗戦した・・・
試合序盤に好スタートを切った日本代表だったけど、その流れが出来た途端にスウェーデンがタイムアウトをとり、その日本の流れを切った・・・
日本はタイムアウトを取る前には成功していた戦術が、流れが変わりことごとく上手くいかなくなり焦りが出て、強引なプレーが目立ち始める・・・
中盤から終盤にかけては、シュートが有利であるコート中央部からシュートを打たせてもらえず、シュートコースが限られるサイドからの不利な状況でのシュートが目立ち始め得点につながらない・・・
そのまま・・・
ゲーム終了・・・
私的には昨日のゲーム勝敗を分けたポイントは、開始5分のタイムアウトだと思っている・・・
フィジカル面の差を埋めるための戦術とスキルを、日本代表は練習で入念に準備をしていたと思う・・・
途端に序盤通用していた日本のハンドボールが通用しなくなった事に気づいた日本代表・・・
焦った日本代表は冷静さをかいてしまった・・・
私的には・・・
スキルやフィジカルの部分の前に、メンタルの部分に敗因があったように思う・・・
私が若かりし頃・・・
メンタルなんて言葉すら聞いた事がなかった・・・
聞かされるのは、精神力や根性という言葉・・・
当時は・・・
自分の持っている我慢のキャパを超えることで心が強くなると思われており、私もそうだと信じて疑うこともなかった・・・
しかし・・・
今の時代はメンタルトレーニングというきちんとしたエビデンスを持ったトレーニングで、自分のメンタルを自分でコントロールするという時代になった・・・
うちの三人の子供達も、同じ兄弟だけど三人それぞれ性格も違う・・・
その中で、長女は唯一緊張やプレッシャーを感じる性格をしている・・・
が・・・
ゾーンに入るスイッチのONとOFFができるのが特徴・・・
試合前など顔色悪くなり緊張しているのが周りからでもわかるほどだけど、いざ試合が開始になればスイッチがONになり初球からでも狙っていくほど・・・
走塁や守備に関しても強気な部分が見られる・・・
そんな部分で言えば・・・
3兄弟の中で一番メンタルのコントロールが上手いように思える・・・
メンタルを強くする時代からコントロールする時代への変化・・・
野球理論やトレーニング方法がどんどんアップデートされるように、メンタルトレーニングもどんどん進化している・・・
これは・・・
今やっているソフトボールだけではなく、社会人となっても自分のメンタルのコントロールは役に立つ・・・
緊張をしないように・・・
プレッシャーを感じないように・・・
そんな、緊張やプレッシャーに勝つ時代ではなく、緊張やプレッシャーをコントロールして活用する時代・・・
日進月歩・・・
日々進化だな・・・