野球の試合で緊張してしまい、明らかに動きがぎこちない選手をたまに目にする。
練習や試合開始直前までは一際いい動きをしているにもかかわらず、いざ試合になると動きがぎこちなくなり、ミスをしてはいけないという心理なのか、攻める姿勢から途端に守りの姿勢に入ってしまい、その意識が裏目に出てミスをしてしまうパターンになってしまう・・・
そういった選手は同じ失敗を繰り返してしまう・・・
スキルやフィジカルの問題以前に、失敗を恐るが故に無意識のうちに体がプレーを怖がり、無意識のうちにいつもの動きができなくなってしまう感覚らしい・・・
ずいぶん前にもこのブログに書き残したけど、端的に言えば長男はイップスのキャリアを持っている。
ある出来事をきっかけに送球イップスに陥った・・・
詳細は過去のブログに書いたので今日は書かないけど、当時は原因追求と克服方法が
全くわからず親子揃ってかなり苦しんだ・・・
しかし・・・
結果は自分がイップスであることを認め、それを周りに公表したことにより劇的に改善していった。
スポーツ科学や心理学的な学術的に、この方法が合っているのか合っていないのかはわからないけど、うちの長男はこの方法で改善した。
その後は堂々と自分がイップスのキャリアであることを口外するし、克服後一度も再度イップスに陥ったことはない・・・
長男は日常生活においては、細かいことは全く気にしないし、突拍子もないことをしでかすので親として気苦労が絶えない・・・(笑)
しかし、野球に関しては恐ろしいほど真逆で極めて神経質な野球性格を持っている。
試合で緊張のきの字もないけど、自分のプレー一つ一つに対してもとてもストイックで、ポディション周りの石や少しの凹凸も気になるほど・・・
当日の試合の一球一球までを記憶していて、試合終了後に一試合を追って話せる・・・
逆に長女に関しては、日常生活においてはとても神経質な性格で試合直前までは緊張するけど、いざ練習や試合になると一気に緊張が解けて長男と真逆で、プレーが大胆になり判断や気持ちの切り替えが瞬殺!!(笑)
この前のOP戦でも相手監督が試合終了後に長女を呼び止めて、思い切りのいいバッティングに関して話してきたと言ってたぐらい思い切りがいい!!
しかし・・・
長女に関して言えば、自分の失敗やミスに関して堂々と試合終了後に話す!!
自分の失敗やミスを認め言い訳など一切しないし、逆に笑のネタにするぐらいに話す!!
どっちが良くてどっちが悪いとかではなく、長女に関しては今まで一度も長男の様にイップスになったり、何らかしらのトラウマなどに苦しんだことは一度もない・・・
タイプが全く正反対の二人だけど、共通しているのが変なプライドや見栄などを張らず、言い訳も一切せず自分の失敗やミスを認めること・・・
難しい話でもなんでもなく、同じ失敗を繰り返さない為にはベタな話なんだけど、まずは自分の失敗やミスを認めなければ何事も始まらない・・・
そうしなければ、また同じ失敗を繰り返してしまう・・・
光記にそろそろこの部分を学ばせないといけない・・・
低学年だからという言い訳が、効かない学年になってくる・・・
今の時期からきちんとやっておかないと、長男や長女の歳になった時に言い訳ばかりをする選手になってしまう・・・
失敗を認める素直な心・・・
スキル・フィジカル面以前に、メンタル面の重要な部分だから・・・