今日1日を通して感じた事・・・
それは・・・
『手応え』
いつもの事ながらだけど、長女のOP戦と光記の練習をはしごした。
その二人に共通して感じた事・・・
それは『手応え』だった。
まずは長女に対しての手応え・・・
隣県高校と練習試合、二試合が行われた。
<第一試合>
9対2 ◯
4番 センター(6回OUT)
打席数3 安打2 三塁打1 打点4
今日も4番センターで、スタメン起用された。
初回、走者2・3塁で打席が回ってきて、ライト前に2点適時打を放った。
そして、2打席目は二死走者無しの場面で、アウトコースの高めを右中間へもっていき三塁打となった。
3打席目は、初回同様に走者を2・3塁において打席が回ってきた。
その時が今日の一つのポイントとなった、長女に対して『手応え』を感じた瞬間だった。
OP戦と公式戦を含めて、4番起用される様になって5試合ほどになる。
打順が4番となると・・・
相手バッテリーは、ギアを一つ上げてくるし、甘いコースへボールが来る機会は極端に減る・・・
そして、投手が不利なカウントになれば、四球覚悟でまともな勝負を避けられてしまう。
その状況下の中・・・
その3打席目の前打席で、三塁打を放ったコースがアウトコースの高めだった。
私はその時に、二塁塁審をしていたので、長女の打席を正面から見れたのと同時に相手捕手の配球もはっきりと見れた。
初球から捕手のミットはインコース・・・
しかし・・・
相手投手の手元が狂いアウトコースへと大きく外れた・・・
その時に、一瞬見せた長女の表情が『あれ?』という表情だった。
私も一応父親なので・・・(笑)
その長女の一瞬の表情を見て、100%インコースに絞っている事に気づいた。
そして、2球目・・・
またもや捕手がインコースに構えた・・・
その瞬間に、長女がこの3打席目の勝負に勝ったことを確信した!!
その予想が的中!!
完全に読みきったインコースのボールを強振し、バットの芯で完璧に捉えたエグい打球が一瞬で三遊間を抜け左翼手まで到達した。
帰りの車の中で、その3打席目について本人に確認した。
すると・・・
「前の打席で、アウトコース高めのボールでスリーベースだったんで、間違いなくインコースが来ると思ってた。」
「なので・・・」
「初球から思い切って行こうと思ったら、アウトコースにボール球が来たんで『あれ?』と思ってバット止めた」
「その時に一瞬、私がアウトコースに反応したんで、相手バッテリーがアウトコースを警戒して、次の球はインコースに投げると思って、次の球も初球と同じのインコースに絞っていた。」と言った。
そこで私が・・・
「あの時ねっ!!」
「相手キャッチャーは、初球からインコースを要求していて、たまたまピッチャーの手元が狂って、逆玉のアウトコースだったとよ!!」と伝えた。
結果的に長女の配球の読みと、実際の相手バッテリーの配球の誤差はあったものの、長女が絞ったコースは合っていた!!
ここ数試合で・・・
『4番という打順では、甘いボールは来ない』と実感した・・・
でっ、あればっ!!
自分で甘いコースにすればいい!!
どうやれば甘いコースだと感じられるのか・・・?
その答えは『配球を読む!!』ということ・・・
今までの長女は『来た球を打つ!!』と、口癖のように言っていた!!
しかし・・・
攻撃の軸となる4番では、そのスタンスのバッティングでは結果が出せない・・・
長女なりに・・・
4番というプレッシャーに対して、ポジティブに捉え考え工夫することで力に変えている!!
今日!!
ここが、長女に対して大きな手応えを感じた根拠!!
二つ目の『手応え』は光記!!
光記についての手応えは、野球選手としての自覚が出てきた事!!
今までの光記は、心の中で『自分はまだ低学年・・・』という気持ちがあった。
その気持ちがプレー全般に出ていた。
しかし・・・
この前ブログにも書いた、私の後輩が監督を務めるソフトボールチームの助っ人を経験した事をきっかけに、本人の中で明らかな気持ちの変化が現れている。
自チームでは、まだ低学年なので仕方ないと許される事が、他チームの中でプレーする事で一人の選手としてプレーしなくてはならなくなる・・・
つまり・・・
必然的に選手としての責任を負わなければいけなくなる。
そんな経験をしたのが、つい一週間前のことだった・・・
そして・・・
今週末・・・
監督もコーチも・・・
選手も保護者も・・・
光記の変貌ぶりに驚いている・・・
気持ちが入れば・・・
今までできなかった事が当たり前の様にできてしまう。
それに一番気づくのが本人!!
出来なかったことが出来る様になれば、練習が楽しくて楽しくて仕方ない!!
そうなれば!!
いい意味での欲がどんどん出てくる!!
今日の夕方・・・
ノックが行われエラーが数本続いた・・・
その悔しさから、光記の目から涙がポロポロ流れていた・・・
それに気づいた監督が、わざと「光記!!もしも泣いているならグラウンドから出ろ!!」と煽った・・・
すると・・・
今までだったら・・・
ダンマリを決め込み、その場で動かなくなっていた・・・
しかし・・・
今日は「泣いてませんっ!!」と強気の口調で返していた!!
帰宅後・・・
その時の事を聞くと、光記が「泣きよるって言ったら、練習から外されるもん!!」と答えた。
そして・・・
「光記ね・・・」
「今、せっかく野球が上手になってきよるとに、外されて練習出来んごつなったら、また下手くそになるもん・・・」と言った。
これを聞いた時が、光記に対しての手応えを感じた!!
さらに言えば・・・
年中さんから現在の小学3年生までの5年間・・・
気が遠くなる程積み重ねてきた基礎と基本練習・・・
スキル・テクニック・フィジカルの基礎・基本のパーツが、メンタルという接着剤でどんどん繋がっていく姿・・・
そこが!!
今日、光記に対して手応えを感じた根拠!!
今日・・・
長女と光記に対して、二つの手応えを感じた部分に共通していること・・・
それは・・・
『責任』
長女は4番という責任・・・
光記にとっては一人の選手としての責任・・・
この責任を・・・
プレッシャーとして、ストレスとして捉えるのか、それとも自分をレベルアップする糧として捉えるのかでこれから先の伸び代が大きく変わる!!
もっと掘り下げれば・・・
『責任』をネガティブに捉えるのか、ポジティブに捉えるのか・・・
長女・光記へ・・・
俺からの一言アドバイスだけどね・・・
大した人生経験ではないけど・・・
俺の経験から言わせてもらうとね・・・
『責任』をポジティブに捉えることが出来る人の共通点はね・・・
引き出しを沢山持っている人!!
沢山の経験や知恵を持っている人は、プレッシャーを自分の力に変えることができる人!!
その責任から逃れる事や、言い訳ばかりを言っている人は・・・
ずっと同じ失敗を繰り返して成長出来ない人・・・
今のうちに沢山の経験と知恵を育んで、立派な社会人になってください!!
二人とも・・・
今日は、そんな意味で『手応え』を感じた一日でした!!
今日もそんな喜びを与えてくれて
ありがとう・・・