向き合い方

土曜日の夕方・・・

仕事から帰ると、長女が「光記の守備がマジでヤバいっ!!」と、私に言ってきた!!

 

午前中で高校の練習が終わり、午後から光記の練習に行っていたみたいで、ノック中の光記の守備がものすごく良くなっていたらしい。

 

この冬季期間中・・・

以前にも記事にしたボードを使った捕球練習を、コーチがつきっきりで低学年に指導されていた。

 

そして、昨日と一昨日は気温も上がったので、グラブをつけてのノックが行われたみたいで、昨日の日曜日は、私も仕事が休みだったため光記のノックを見ることができた!!

 

ノック開始直後から長女がヤバいと言った意味がわかった!!

私の想像の範囲を越していて、打球への反応に追い方に入り方・・・

捕球ポイントに関しても、上がり端の言われるショートバウンドにきっちり合わせる。

 

そして、守備範囲の広さに関しては、ノッカーのコーチがミスをして到底打球に追いつかないと思い「ノーっっっ!!!!」と言った打球をも捕球し、みんなが驚くほどだった!!

 

取ってから送球までの速さは、足の運びとリズムに乗って送球できていて、小学生独特の一連の動きのカタつきが少ない・・・

 

そして、グラブ捌きについてだけど、グラブの向きや出し方や角度・・・

そして、打球の勢いの殺し方・・・

この打球の勢いの殺し方については、前日の土曜日にボードを使ってノックを受けているときに、ちょうど巧大もグラウンドにきていたらしく、その時に近くにいた長女に「ボードにボールが当たる音がする間は光記もまだまだね・・・」と、小学生に求めるクオリティーではないぐらいシビアな指摘をしたらしいっ!!(笑)

 

それを長女が光記に直接伝えたのか、それともその話を夕食の時にしていたので、光記がその時に聞いていたのかはさだかではないけど、昨日のノックでは、買ったばかりの硬いグラブでクッションを効かせ捕球していた!!

 

守備に関して確実に次元アップしていた!!

冬季練習前と比べると全く比にならない!!

 

この冬季練習期間中のコーチの指導の成果が出た!!

 

それと、もう一つ…

光記が変化した要因があると思っている・・・

 

それは・・・

光記の野球に対しての向き合い方の変化・・・

 

そのきっかけになったのは・・・

昨年の秋に、後輩が監督を務めているソフトボールチームに、光記が助っ人として呼ばれて試合に出させてもらったのだが、ここが光記の意識の変化の分岐点となったと思う!!

 

そのチームで面識がある選手は、幼稚園で一緒だった一つ年上の子1人だけ・・・

もともと光記は人見知りは全くしないし、その時も試合前のアップの時点でチームに溶け込んでリラックスしている様に見えたけど、いつもとはかってが違う環境であり、本人の中では緊張の糸がパンパンに張っていたと思う。

 

その環境の中で試合に臨み、ミスというミスもせず試合に勝つこともできた・・・

そこでソフトボールの監督やコーチ・・・

選手や保護者さん方から沢山褒められた!!

 

自分が所属しているチームでは、幼稚園の年中さんの時から去年ひとつ年下の選手が入団してくるまでの4年間は、チーム最年少という環境で常に”受け身”だった・・・

 

それが・・・

そのソフトボールチームの助っ人に行った時は、同じ歳の選手やひとつ年下の選手もいたりして、生まれて初めて同世代の選手達と一緒にプレーをすることで、受け身の姿勢ではなかった・・・

 

これまでの受け身という殻を打ち破り、その意識でプレーしたパフォーマンスを褒められた事が、光記の大きな自信となり本人の意識を変えるきっかけとなったと思っている。

 

野球との向き合い方が変わらないと上達しないことは、これまでの経験で十分に理解している。


野球に限らず何に関しても同じだけど、どれだけチーム練習や毎日自主練をやっても受け身でやっている以上1mmも成長しない。

 

だからといって・・・

我が子の意識が変わるのを、ひたすら指を咥えて待つというのはできない。

 

そこで親の立場として大事なのは、意識を変えるために”仕掛ける”ことの大事さだと、巧大とのやりとりの中で学んだ。

 

この仕掛け方に関しても、兄妹だからと言って皆同じではない・・・

巧大に関しては、現実を伝える事が有効な手段だった・・・

長女に関しては、選択肢をいくつか与えることが有効な手段・・・

そして光記に関しては、成功体験をさせることが有効だと気づいた・・・

 

兄妹といえども一人一人性格が違うし価値観も違う・・・

 

そして・・・

一度意識が変わってしまえば、ずっとそのモチベーションが持続するわけではなく、必ず気持ちに波が出てくる・・・

 

我が家にとって、子供達の意識の波を確認する上でわかりやすいのが、グラブのメンテナンスである・・・

野球との向き合い方にブレが生じてくると、必ずグラブのメンテナンスにブレが現れる・・・

 

クリスマスプレゼントとして、光記にグラブを購入する時期が来たと判断したのも、本格的なグラブが必要だという理由もあったが、野球に対しての向き合い方が明らかに変わったのを感じたので、今がグラブ購入の時期だと決断した!!


グラブの購入は、光記の意識の波を見抜くためでもある・・・

 

 

現在の光記の状況は・・・

そんな意識の変化とパフォーマンスの変化の時期が見事に一致して現れている!!

 

そして昨日も・・・

帰りに車に乗るなり・・・

 

光記が「今日コーチから、『送球の時に肘が下がっている!!』って、言われたけん帰って自主練しよっ!!」と言ってきた。

帰って1時間ほどやったけど、気持ちが野球に向いているので飲み込みが早い。

 

今度の週末にどんな変化をしているのか・・・


楽しみで仕方ない・・・