ハッピーエンド

今日から一般企業はGWに突入した・・・

私は5月1日まで仕事・・・

それから4連休になるのだが、新型コロナの影響で子供達の野球の予定が、全て空っぽになってしまった・・・

 

長男は県外の企業チームとの、OP戦3試合が全て中止・・・

長女は、校内でコロナ感染者が出て休校となり、部活も県外及び県内の遠征が全て中止・・・

光記は、同じ町内の小学校の学童でクラスターが発生し、町内全ての小学校が休校となり外出禁止・・・

 

ひどい有様である・・・

 

 

そんな状況の中・・・

休校となっている長女が、監督から指示が出ているメニューと自主的なメニューを、日中光記と一緒に行ったらしい・・・(笑)

 

その監督から指示が出ているメニューの中で、20分間走があったらしいけど、光記が長女のペースにずっとついてきたらしく、長女が「光記すげ〜よっ!!」「ずっとついてきたし、20m走とかも一緒に走ったよっ!!」と言って驚いていたっ!!(笑)

 

そして・・・

夜は、長男が帰宅後に・・・

バットを振りにいくと、光記も一緒についていって、巧大にフォームを見てもらいながらバットを振っていた。

 

しかし・・・

女子といえども高校生と20分走したり、20mダッシュしたり・・・

他にも腹筋や背筋やら色々メニューをこなし、夜は夜で長男と一緒にバット振って・・・

 

私と、一緒に風呂に入っているときに・・・

光記がポツンと・・・

「自主練頑張ったけん・・・」

「今日眠い・・・」と言って、浴槽内で目をトロンとさせていた!!(笑)

そらそうだろっ!!(爆笑)

 

巧大も長女も光記も・・・

我が家が片田舎なので、小学校1年生になると起伏が激しい道路を、重いランドセルを背負って片道40分かけて通学する・・・

そのおかげで、3人とも体力に関しては、今まで他の子に劣っていると感じたことがない。(笑)

 

他の児童は車で送ってもらったりもしているけど、我が家は台風が接近している時や大雪が降った時など、通学が危険な日以外は車で送り迎えをしないようにしている!!

 

かわいそうな気もするが、野球は外で行うスポーツなので、晴れの日もあれば雨の日もある・・・

暑い日もあれば寒い日もある・・・

 

巨人の星星一徹みたいだけど、いろんな天候条件で試合を行わなければならいし、特にシーズン中の真夏の暑さを、暑いと思って野球なんかできない・・・

どんなに暑くてもプレーに集中しなければならないし、自分だけではなく相手も同じ条件なので、暑いことを言い訳にもできない・・・

 

そのおかげで・・・

我が子3人とも夏場に熱中症で気分が悪くなったりすることはない!!

見落としがちだけど、こんなグラウンド環境に適応する体作りもとても重要だと思う!!

 

さてさて・・・

数日前、巧大がシートバッティング練習で2打席、打席に入り2−1だったらしい・・・

相手は、140km近いストレートとコントロール抜群の1年生エースで、一打席目にヒットが出たと言っていた。

 

お互いに手の内がわかっている者同士なので、お互いに駆け引きの応酬をして、インコースの厳しいコースのストレートをセンター前ヒットにした。

 

打たれた瞬間に、エースがやられたという表情で巧大を見て笑ったと言っていた!!(笑)

 

巧大がよく言うけど・・・

右打者である巧大にとって、インコースのボールを引っ張ってレフトに持っていくのは、巧大の美学に反するらしい・・・(笑)

高校までは、インコースのボールを前で叩いて引っ張っていたけど、進学後はそのインコースのボールを流す様な感覚で打ち、ライナー性の打球がキレながらセンターへ向かって飛んでいく打球を見るのが気持ちいいらしい・・・(笑)

 

もともと野球に対して、こだわりが強い男だとは知っていたけど、この領域になると野球マニアの領域だと思いながら、私は巧大の話を聞いている・・・(笑)

 

 

しかし・・・

バッティングの事で、こんな内容の話を巧大とするなど、以前は想像もしてなかった!!

以前は相手守備が前に守るもんで、他の選手のヒットゾーンが、巧大の場合は外野フライになっていたけど、今は相手守備陣が逆に下がるもんな・・・(笑)

 

そして意外だったのがもう一つある!!

それは肩で、散々貧肩と言われ続けていたが、高校半ばぐらいからグングン強くなり、今は右中間に飛んだ打球を中継する際のサード送球などは、びっくりする様なボールを投げる!!

低い軌道のボールが落ちずにどんどん伸びてくる!!

これまた・・・

こんな日が来るとは全く思っていなかった!!(笑)

 

そんな話を私の先輩にすると・・・

「俺が言った通り、典型的な遅咲きのパターンだったろっ!?」と言う・・・(笑)

 

フィジカル面の成長が同じ歳の選手に比べ、巧大の場合は物凄く遅くて、中学生ぐらいの時から平均的な選手よりも約1年遅いと言われていた・・・

 

同級生で体が出来上がるのが早い選手と比べると、同じ同級生でも2〜3年遅いと思ってちょうどいいぐらいだと当時先輩から言われていた。

かなり前のブログにも書いていると思うけど、巧大のピークは高校卒業後だから、高校卒業後もどんな形でもいいから野球を続けさせろと、中学生の頃から言われ続けていた。

 

当時は・・・

そんなこと言われても・・・

私も巧大も、中学と高校を通過点の野球として捉えることは難しく、口では『中学と高校は通過点だから』と言いながらも、目先の結果が欲しくて欲しくて仕方なかった・・・

 

しかし、先輩は笑いながら同じ言葉を繰り返すだけだった・・・

 

しかし、現実は・・・

悔しいけど先輩の言う通りになった・・・

 

中学野球を引退すると同時に、身長がグングンと伸びていった!!

 

そして、高校2年生ぐらいで身長の伸び幅が狭まってくるのと同時に、一気に体の厚みが出てきて体が出来上がっていった!!

 

その高校2年生頃から、打球にしても肩にしても徐々に強くなっていった!!

 

しかし・・・

腰の故障で同級生よりも半年ほど早く現役を引退して、次のカテゴリーでの野球の準備の為に、腰の治療と体作りを時間をかけてやった!!

 

そして、進学し・・・

現役に復帰すると・・・

さらに高校時代とは別次元のパフォーマンスができるようになっていて、夏前には一番手のセカンドを取り、さらに1番打者に定着して現在に至っている・・・

 

そんな成長の過程を歩んできた巧大だが、光記も本当によく似ていて、光記も体が小さく線が細い・・・

巧大が小学生時代とそっくりである・・・(笑)

 

動きも・・・

動画を見ると、バッティングに関しては長女にそっくりだが、守備に関しては巧大そっくりで、本人も自分と間違えるぐらい似ている!!(笑)

 

光記もおそらく・・・

巧大と同様に、中学と高校は通過点の野球になる可能性が極めて高い!!

 

しかし・・・

光記に関しては、巧大の時とは全く違う・・・

巧大での経験があるため全く焦りがない・・・

 

目の前の結果より先々の結果だと、巧大の時は口先だけで言っていたし、自分に言い聞かせるように言っていたけど、今は本心からそう言える・・・

 

しかし・・・

高校以上のカテゴリーで野球をやるためには、高校でそれなりの結果を残さないと野球はできない訳で、悠長なことばっかりも言っていられない・・・(笑)

 

ここが難しいんだよな・・・(笑)

 

そう考えたら・・・

結果論だけど、巧大は持ってるよな・・・(笑)

奇跡の進路を歩んでいる・・・(笑)

 

高校の進路は本人の第一志望ではない高校に進学となった・・・

入学当時・・・

巧大本人は納得はしていなかったが、最高学年となった新チームで臨む秋季大会でベンチ入りし、結果的に県を制し九州大会に出場した・・・

その結果のおかげで、現在も社会人野球のカテゴリーで野球が行えている・・・

 

もっといえば・・・

巧大がこの高校に行ったおかげで、現在の長女があると言っても言い過ぎではない・・・

 

これって奇跡では無いのではないかなあ〜?

これがもし奇跡や偶然ではなく・・・

 

運命というものがあるのだとしたら・・・

光記には、どんな野球の運命があるのだろう・・・?

どんな野球人生を送るのだろう?

 

ハッピーエンドな野球人生になればいいなあ〜(笑)