自由と責任

インターハイで引退となった長女・・・

将来建築デザイナーになりたいという目標を持っている。

そのため、進路は建築関係の専門学校を希望している。

 

先日の面談にて、その旨を学校側に伝えると、成績だけではなく部活動でもチームの主力として頑張ってきた実績があるので、専門学校側から長女の高校に与えられている指定校推薦枠内に入れるのはほぼ確実であると言われたらしい・・・

 

そうなれば・・・

専門学校の入学試験は免除となり面接のみとなる・・・

さらに長女の場合は高校時代の勉強と部活の実績が考慮され、入学金や授業料の減額などの得点までもらえる可能性が高いらしい・・・

 

まさに文武両道の賜物である・・・(笑)

 

さあっ!!

順調にことが進み進路が確定すれば、今度は我が家のルールである、歳相応の遊びを飽きるほどやる期間となる!!(笑)

 

巧大もこの時期に同じことをやった!!

高校野球引退から専門学校入学までの期間・・・

法律や校則に抵触しない範囲で、年相応の遊びをやり尽くすこと!!

 

しかし、これには条件があって・・・

一つ目は、野球特待生で入学する以上、入学と同時にその責任をはたす義務が本人にはあるので、絶対にその準備を怠らないこと。

 

二つ目は、遊びに必要な時間やお金も自分で作ること!!

これはケチくさい話ではなく・・・

遊ぶのであれば自分で時間やお金を作るという、社会的に当たり前の事を学んでおかなければ将来的にダメになってしまうから・・・

 

進学後はいくら学生とはいえ”大人”である。

現に法律的にも成人は20歳から18歳と引き下げられたように、高校を卒業すれば事実上大人なわけで、その大人になれば社会的にも法律的にも自由の世界が一気に広がる!!

 

しかし・・・

自由=責任であり、自由を手に入れれば必ず責任が発生する・・・

 

巧大も同じであったように・・・

野球をやっている選手の多くは、野球に熱心が故に幼い頃から野球漬けの毎日を送り、特に高校野球という世界では色々な意味で制限された時間を過ごす。

そんな世界から一気に自由な世界になったときに、時間の使い方やお金の使い方など一般社会では、できて当たり前の事ができない選手達を沢山見てきた!!

 

いわゆる世間知らずである・・・

 

そんな部分を、進学後に野球特待生として責任を果たさなければならない時期になってから学ばれても・・・

進学先の学校は元より、これまで自分を支えてくれた沢山の野球関係者、親、そして自分までも裏切ることになり、何より自分が大切にしてきた野球までをも裏切る事になってしまう・・・

 

巧大がそんな事にならないために・・・

高校野球引退後からのわずか約半年間で、”責任”というワクチンを投与し、高校卒業後に自由となった時の抗体を作った!!

 

巧大は高校時代の半年間・・・

県下で有名なラーメン屋のバイトで、組織とはどういうものかを学び、接客をすることで社会というものは自己主張だけでは立ち回れない事を学び、お金を稼ぐということは自分の時間を提供し、その責任をきちんと果たさなければ、給料という対価を手にすることはできないし、その責任を果たすことによる対価の量と、自由の量がイコールでないとバランスを崩してしまい、『自由と責任』が共倒れしてしまうことを学んだと思っている!!

 

自分の時間を提供し責任を果たした分だけ・・・

相応のブランドものが買えたよな・・・?

相応のものを食べることができたよな・・・?

相応の色々な遊びができたよな・・・?

社会ってそうなんだよ・・・

 

自由を手に入れるためには責任を果たさなければならない・・・

それが、継続してできる人の事を『自立』という・・・

 

それを巧大が理解できたからこそ、今も野球が続けられていると思うよ!!

 

さっきから何度も書いているけど・・・

高校を卒業すれば社会人や学生などの立場は関係なく、もう大人だ・・・

その大人である以上『自立』しなければならない!!

 

現に今の巧大がそうであるように、高校より上のカテゴリーの野球環境は、自己管理ができないと野球どころの話ではなくなる・・・

 

高校までのように、監督やコーチなどが個人の管理などしてくれない・・・

指導者は選手に対して大人扱いであり、自己管理ができることが前提の世界なのである。

 

自由を手に入れるということは、自立し責任ある行動が取れるという事なのである・・・

 

野球やソフトボールをしないものの・・・

長女もそんな部分を学んでから、専門学校へと進んでもらいたいと思っている!!

だから巧大と同じように、高校卒業までの間は飽きるほど遊びまくり、それ相応の責任を果たし方を学んでほしいと思っている。

 

本物の自由とはどんなものかを理解してから、専門学校で設計の勉強を頑張ってほしい!!