意識の差が、結果の差となる

早いものであれから一年・・・

去年すずかが出場した全国私学高校女子ソフトボール大会が行われている・・・

 

去年は愛媛県で開催されたが、今年は地元熊本で行われたため、今はとなったOGの我々もわずか数時間ではあったがお手伝いに行ってきた。

 

本来であれば週末も行く予定だったが、身内が危篤状態となっておりその身内を見舞うため私の叔母が兵庫県から急遽帰省することになり、一応本家の長男である私が送り迎えなどをしなければならず見れなかった・・・

 

昨日、会場に到着するととても懐かしかった・・・(笑)

すれ違う選手たちが大きな声で挨拶してくれて、後片付けを率先して手伝ってくれ、話しかければテキパキと返答する選手達。

とても清々しかった・・・

 

そんな部分は、幼き頃からチームの中で厳しく指導される・・・

つい先日も光記に言ったばかりだった・・・

 

いつも練習の終わりに保護者に向けて選手達が挨拶をするのだが、キャプテンである光記がその挨拶の音頭をとる。

その時に、野球部独特の早口で言葉尻を短く切る様な口調で、何を言っているのかわからないので、ゆっくりはっきりと『保護者の方々に礼』と言うようにしなさいと伝えた。

 

挨拶にしても『ちわっ!!』ではなく、一度立ち止まり帽子を脱いで『こんにちわ』と言う様にも伝えた!!

 

そんな礼儀や立ち振る舞いというのはとても大切で、一度周りに印象付けてしまうとなかなか払拭されないし、昨日の様に高校生にもなると挨拶の仕方だけで、チームはおろか校風まで印象の良し悪しを判断されてしまう・・・

 

そんな部分をコーチとなった巧大も気にしており、先週の練習の時に選手達に指導を行ったと言っていた・・・

 

そのような立ち振る舞いも練習態度に表れるため、練習中にグラウンド内をゆっくり歩いている選手に注意をしたり、返事をきちんとしない選手に対して注意をしたり、そんな部分から指導を始めたと言っていたが、その部分というのはとても大切であり本人のためであると思う。

 

巧大的には、選手同士が注意できる環境を整えたいと言っていた・・・

指導者から言われるのではなく、選手同士が注意し合わなければチームはチームとして成り立たなくなってしまう。

 

なので連帯責任という形をとったと言っていた。

すると、練習の終盤には選手同士が注意をし合うようになり、ガラッとチームの雰囲気が変わったらしい。

 

どのカテゴリーのどの時期だったなどの詳細はあえて書かないが、これまでの経験上これができないチームは弱かった・・・

試合に勝てないという弱さだけではなく、チーム全体の組織力という意味でも弱く、いつもゴチャゴチャ揉めてばっかりでどうにもならなかった・・・

 

選手同士で傷の舐め合いばかりをして、その矛先が指導者へと向く・・・

そんな話を鵜呑みにする保護者までもが話に入ってきて、まとまる話もまとまらなくなってしまうという典型的な弱いチームだった・・・

 

案の定・・・

他のカテゴリー全てのチームで県レベルではあるものの優勝や準優勝をしたのだが、そのカテゴリーだけ優勝に絡むことが一度もなかった・・・

 

これもまた詳細を書くと誤解を招くので書かないが、その選手達のそこに至るまでのかつて所属していたチームでの習慣や価値観がモロに出てしまっていた様に感じている・・・

 

選手として育った環境が、上のカテゴリーになればなるほど顕著に表れてくるのだということがわかった。

 

だから・・・

学童の時期からきちんと学んでおかなければならないと強く思う・・・

 

エラーやミスにも質があり、意識が高いがゆえに結果的にミスやエラーとなったものと、何も考えていない結果のミスやエラーとでは、大きな違いがあり同じミスやエラーでも全く違うもの・・・

 

前者のミスやエラーは『ドンマイ』・・・

後者のミスやエラーは『怠慢』・・・

 

ここを履き違えている選手の意識の差・・・

それがチームとしての結果の差となる・・・

 

その根幹となる部分は、日頃からの礼儀や立ち振る舞いだと思う・・・

この部分が意識を変え・・・

結果を変える・・・