実践練習

最近、週末のホームグラウンドは活気に溢れている!!

ここ1ヶ月ほどは誰かしら体験に来てくれていて、先週も土曜日に2人と日曜日に3人体験の子が来てくれた!!

 

その中でも通算で5日以上体験に来てくれている入団濃厚な子が4人もいて、さらに体験に3日以上来てくれていて入団を前向きに考えている子が2人程いて嬉しい限りである!!(笑)

 

何度も書くがうちのチームは1年前に方針を大きく変え、体験時や体験直後に選手と保護者さんがチームを気に入って頂いて入団したいとおっしゃっても、すぐに正式入団を勧めず逆に一切費用はいただかないので体験を何度か続けてほしいとお願いしている。

その理由は、選手本人だけではなく保護者さん方も練習内容や保護者会の雰囲気をじっくり見て、納得した上で正式に入団するか否かを決めてもらいたいからである。

 

さてさて・・・

日曜日もそんな体験の子達が午前中来てくれて、午後から選手達は本格的な練習!!

選手の人数も増え練習内容も試合形式のものへとシフトしてきている。

 

日曜の午後も実践的な練習となったのだが、この日から新たな練習方法が開始された!!

その新たな試みとは!!

実は私が監督やコーチに提案したもので、いつもこのブログに登場する私の先輩に子供達が野球のルールや戦術的なものを理解しやすい練習方法を教えてもらい、それを監督とコーチに提案してやってみようということになった!!

 

この先輩と私の間柄については、過去に何度も書いているので詳細は書かないが、口も性格も悪い面倒臭いおっさんだけど、野球に関しては高校の途中まで超エリートだった人。(笑)

このブログも読んでいるのであまり詳しく書くと説教が面倒臭いので程々にするが、この先輩も周りの野球関係者も野球に関しては信用できる人達。

 

これまでも我が家の子供達の野球でわからない事があるとこの先輩に色々尋ねたりしていたが、現在も光記についてしょっちゅう連絡を取り合っているので、光記のチーム事情にも詳しくそれを踏まえた形での練習方法を教えてもらった・・・

 

光記と〇〇の二人を除いて他の全員が野球を初めて経験する子達であり、基本的な野球のルールが全くわからない選手がほとんど・・・

本来であれば歳上の選手達の試合や練習を見て徐々にルールを覚えていくものだが、その先輩にあたる選手は光記ひとりしかいないため我がチームにそんな環境がない・・・

 

他にも様々なチーム事情を踏まえ先輩が教えてくれた練習方法は・・・

 

ボールをウレタンなどの柔らかいボールを使用して、全ての塁間を半分にして試合形式で選手達に攻撃のみをさせるというものだった。

 

実際にこの条件でやってみると・・・

選手を2チームに分ける程の人数がいないため、相手チーム役を保護者とコーチがやることになるが、その条件であれば相手役をお母さん方でもできるし、選手側も小学校1年生でも十分練習に参加することが出来た。

 

そして、ゲーム展開が早く様々なシチュエーションが次々に生まれ、そのシチュエーションに応じたルールを覚える事ができるし小学生の選手達が飽きない。

 

さらに・・・

攻撃側のみを選手達がやる事によって、守備体型やカバーリングなど複雑な動きを考えなくていいため、ルールを覚えることに集中できた。

 

その結果!!

練習終了後に監督が言っていたけど、選手達からの質問の量と質がこの練習をやる前と後では全く違ったと言っていた!!

 

監督もこの練習方法での効果の大きさを感じて、ルールを覚えるまでしばらくこの練習を取り入れていくと言っていたが、実はそんな大きな効果が見られたのは選手達だけではなかった!!

 

その別の効果とは、実は選手達の相手役として守備についていた、全く野球が分からないお母さん方への効果で、子供達の相手をしているうちに自分達もなんとなくルールがわかる様になったと言っていた。

 

練習終了後、早速お母さんが我が子に対して「あんたフライが上がったら、ベースに戻らなんでしょうが!!」「だから!!あの時アウトになったでしょっ!!」とか・・・

別のお母さんは自前の野球の解説本を持ち出して、それを子供に渡して監督に質問に行かせたりしていた。

 

指導者からの指導を我が子が受けている時に、指導の意味や褒められている意味を親が理解できるのとできないのとでは捉え方が全く違ってくるし、選手にとって親が一番の理解者でもあるため、その一番の理解者が野球についての理解が深まれば選手達にとってこれほど心強いものはない。

 

そういった意味でもこの新しい練習方法というのは大きな効果を生むと感じた・・・

 

さて、そんな練習内容での光記だけど・・・

幼い頃から上の兄弟の野球を見て育っているのと、一年ほど前まで実際に練習や試合を経験しているため、当然のことながらルールについて細かな部分までほぼほぼ理解できていた。

 

しかし、これも当然だけど・・・

指導者がそんな光記に求めるものは、基本的ルールやプレーの部分は出来て当たり前であり質的な部分を求められる・・・

 

この練習中も監督から光記に向けての指導内容は、ルールや基本的な部分ではなくカウント単位での細かな戦術的な部分だったりサインも出ていた様だった・・・

 

そんな中・・・

光記が1死走者1・2塁でライトフライを上げてしまい走者を進塁させることが出来なかったという場面があった。

しかし、次の打席で偶然にも同じシチュエーションとなり、前の打席と同じミスをしない様にゴロを意識してスイングしていたのがわかって、きちんと『考える野球』をやっていることがわかり嬉しかった!!

 

しかし、一番嬉しかったのはそれではなく・・・

光記が後輩達に対してベンチワークを一生懸命教えていたことが一番嬉しかった!!

 

ほんとベンチワークって大事な事だもんなっ!!

ベンチワークを見るとそのチームの質的なものが丸わかり!!

 

一見・・・

地味な仕事だけど、そんな地味な仕事だからこそ大事だもんなっ!!

 

いいキャプテンになってきたなっ!!(笑)