伸び代の幅は素直さで決まる

昨夜ブログに・・・

散々仙台育英高校のユニフォームを着た光記の夢を見るためにこれから寝ますと書いておきながら・・・

そのわずか数分後に、更新ボタンを押す事なく寝落ちしてしまい今朝慌てて更新ボタンをポチった・・・(笑)

 

我ながらすごいと思う・・・

あんな僅かな時間で寝落ちできるとは・・・(笑)

 

そして夢だが・・・

仙台育英のユニフォームどころか、野球の『野』の字も無く・・・

巧大と二人でチキンラーメンを腹いっぱい食う夢だった・・・(笑)

 

さてさて・・・

先日の日曜日に行われた走塁練習についてブログで触れたが、この日同時にサインプレーの練習も行われた。

 

光記は小学校1年生〜3年生までの3年間実践経験があるので、ほぼほぼサインも理屈も理解している。

 

しかし、他の選手にとっては初めてで右も左も分からない状態・・・

特にブロックサインの見方についてはチンプンカンプン・・・

 

そんな状態でサインプレーの練習が行われ、素直な選手は打席や塁上でコーチに向かって「分かりません!!」と大きな声で伝え、それを繰り返すうちにサインプレーを理解していくが、分かりませんと言わない選手は、何度も同じ失敗を繰り返し理解ができない・・・

 

それに対して・・・

コーチから分からなければ素直に言うようにと選手達に伝えられ、さらにサインを出した後にコーチが本人に確認すると「分かりました」と答えるのだが、実際にやらせてみると全く違うことをやってしまう・・・

 

そこで、コーチが・・・

本当にサインがわかっていたのかを確認すると「本当は分かっていませんでした・・・」と答える・・・

 

そんなやりとりがずっと続いた・・・

私はそんな状況をずっと見ていたのだが、分からない事を分からないと言えない選手の共通点に気付いた・・・

 

その共通点とは・・・

分からない事を素直に言えない子は、走塁が上手くできないこと!!

これは見事に当てはまる!!

 

分からない事を素直に言えない選手は、普段から自分の方が野球が上手いだとか知識が上だということを、他の選手に対してマウントを取りたがる性格の子が多い。

しかし、走塁はバッティングや守備に比べると高い自己判断能力が求められ、自分の実力が丸裸となってしまうため、小学生に対して表現が悪いがごまかしが効かない・・・

 

そんな性格の選手の走塁の特徴が・・・

リードの際にオドオドしたり・・・

リードが小さかったり・・・

 

そんな部分を指導者に指摘されたり、ミスをしたりすると・・・

プライドが傷つき、自分はこれだけの事ができるという事を周りにアピールしようとして、今度は暴走が始まってしまう・・・

 

私の野球経験は中学までで、それもまじめに取り組んでいたわけではないのでゼロに等しい・・・

しかし、保護者の立場で学童野球から社会人野球までの選手達を長年見てきた。

その選手達の中で、学童野球から高校やそれ以上のカテゴリーまでずっと見てきた選手も沢山いて、その選手達の学童期から成長していく過程を見ることによって、なんとなく選手の将来像がわかるようになった・・・

 

その経験の中で・・・

素直な性格か否かというのは選手の伸び代を語る上で極めて重要であり、今回のように分からない事を分からないと言えない性格というのは、今後バッティングや守備においてもカテゴリーが上がれば上がるほど高い自己判断能力を求められるため、今回の走塁同様に自分のスキルやテクニックのごまかしが効かなくなり大きな壁にぶち当たってしまう・・・

 

そんな選手は、必ずと言っていいほど自分を肯定するために言い訳を始める・・・

やがて、その言い訳も通用しなくなると・・・

それまで対外的な言い訳だったのが、自分で自分に対しての言い訳をするようになる・・・

 

この自分に対しての慰めが始まると選手としての末期状態で、ほどなくして淘汰されてしまう・・・

 

私はこれまでそんな選手を沢山見てきた・・・

 

私はただの保護者であり指導者ではないので、光記に対しては本人のためにならないと思うことがあれば言えるが、他の選手に対しては言えない・・・

しかし、そんな傾向にある3人の選手のうち、特にその傾向が強いひとりの選手に対して個別に少し話をした・・・

 

私も出過ぎた真似だとは思ったが、この選手がこのまま成長していったら間違いなく選手として淘汰されてしまうと思って話した・・・

 

この選手だけではなく、その傾向のある他の2人も・・・

急に変われとは言わない・・・

少しずつでいいから変わっていって欲しいと思う・・・

 

そうじゃないと・・・

既に現在も・・・

自分より後で入団してきた選手から、追いつかれ追い越されようとしている・・・

 

そして・・・

なんと言っても将来のためにならない・・・