おかえり・・・

土曜日の夜・・・

家族ぐるみでお付き合いさせていただいている、すずかの高校時代の親友の〇〇〇のお宅にお邪魔してBBQ!!

 

実は本日11月7日が光記の誕生日なので、その誕生会を土曜日に開いてくださった!!(笑)

BBQだけではなく光記にバッティンググローブの誕生日プレゼントまで用意してくださっていて、もちろん光記は大喜びだったけど、私達家族も光記に誕生会を開催してくださった上にプレゼントまで用意してくださっていて、そのお気持ちがありがたかったし心から嬉しかった!!

 

二人が高校時代のソフトボール部の現役だった頃・・・

お互いに支えあっていた・・・

2年半というあっという間の時間だが、この2年半という時間で様々な事があったし、私が知らない苦労や悔しさなどが二人には沢山あったと思う。

 

しかし、我々にとっても〇〇〇のお父さんがソフトボール部の保護者会長で私が副会長という立場であったため、お互いに自分の娘が結果を出した時も出せなかった時も、個人の感情を押し殺して、とにかくチームの保護者同士が上手くいく事を最優先に考えてやっていた・・・

 

どこのチームも同じだと思うが、家庭環境が違い考え方や価値観も違う保護者があれだけ集まれば、事を進めるにあたって一筋縄ではいかない・・・

正直、途中で投げ出したくなるような事が何度もあった!!

 

しかし・・・

会長と二人でなんとか切り抜けた・・・

そんな苦しい事があったからこそ、お互いの娘が高校を卒業した後も今でもこうして家族ぐるみでのお付き合いができていると思う・・・

 

そんな会長のご家族を光記はとても慕っている。

そして、会長のご家族も光記の事をとても可愛がってくださる・・・

 

そんな暖かいご家族から頂いた誕生日プレゼントを手に、そのあくる日となった日曜日の練習に光記が望んだ!!

そして、偶然にも最近なかなか行われなかったフリーバッティングが午後から行われた!!

 

光記は前日に誕生日プレゼントでもらったバッティンググローブをはめでバッターボックスへ!!

 

 

とにかく鋭く大きな打球を打ちまくった!!

 

私はマシンへのボール入れをしていて、横着にもゲージを置かず椅子に座った状態だったので、光記が打った超鋭いピッチャー返しのライナーが耳元をかすり、避けた拍子に椅子ごとグラウンドに転んでしまった!!

 

そのシーンをすずかが動画に撮っていて、それをスクリーンショットした画像がこれ!!

弾道が低く物凄く打球が鋭かった!!(笑)

 

これもバッティンググローブのおかげだなっ!!(笑)

会長にお礼とご報告を兼ねて動画を送らせてもらった!!(笑)

 

会長!!

土曜日は本当にありがとうございました!!

 

さてさて・・・

先週の木曜日に体験に来てくれた子が入団を即決!!

そして、その子のお父さんもお母さんも入団を即決!!

早速週末の土日からチームに合流し部員数が12名となった!!

 

そんな時に現在中学校2年生の双子のOBが、午後から後輩達のためにと練習に来てくれた!!

そして、二人を連れてきた元保護者会会長でもあったお父さんが一言「メンバー増えましたね〜」とっ!!(笑)

 

こうやって後輩のためにとちょくちょくグラウンドに来てくれる二人なので、二人の学童野球時代に被っていない選手達がほとんどだが顔見知りの選手が半分ほどいる。

そんな二人を知っている選手達は大喜び!!

とても優しく面倒見がいいのでチームの子供達は二人が大好き!!(笑)

昨日もまだ二人がグラウンドに来る前から「〇〇君と〇〇君が来るってよっ!!」と言ってはしゃいでた!!(笑)

 

私も嬉しかった!!

彼ら二人を知らない保護者さん達に対して、うちのチームのOBは卒団した後もこうやって後輩のためにグラウンドへ来てくれるんだという事を伝えたかったし、卒団した後もうちのチームで学んだことを活かして中学で野球を頑張っているという事を自慢したかった!!

 

そして・・・

バッティング練習の最後にマシンの球速を上げて二人がバッティングを行うと、これまた選手達が喜ぶんだよなっ!!(笑)

体が大きくて自分達には絶対に打てない早いボールを打つ二人の姿を見ると、みんな『スッゲーな〜!!』って目で二人を見る!!

 

そして・・・

『ねえっ!!一緒にこれやろう!!』とか、『ねっ!!これやって!!』とか言って、みんなこの二人の周りから離れようとしないんだわっ!!(笑)

 

二人には迷惑だったかもしれないけど、選手達にとってはOBの先輩はやっぱり自分達のヒーローなんだよなっ!!(笑)

 

私はこんな環境が理想だった!!

OBがグラウンドに来て後輩達に野球を教えてくれる。

そして、OBとしても自分の野球の故郷に里帰りができて、その里帰りをする事によって日頃の厳しい競争による疲れを癒したり、様々な意味で忘れかけたものを思い出す事ができる・・・

 

まさに巧大もすずかも現役の頃はそうだった・・・

 

昨日、夕焼けのグラウンドでOBの二人を学童の子達が取り囲み、みんな笑顔で楽しそうにベースランニングをしている姿を見て、こんな子供達の居場所を守る事ができて本当によかったとつくづく思った・・・

 

彼ら二人が帰ってきた自分の野球の故郷・・・

そして、これからそうなるであろう学童の選手達の野球の故郷を守ることができて本当によかった・・・

 

実は・・・

そんな環境を守ったのは、我々大人ではない・・・

 

部員がたった二人になったあの時・・・

残った二人が監督やコーチ・・・

そして、私達家族の前で言った・・・

「試合なんかできなくていいっ!!」

「二人で〇〇〇ファイターズで野球がしたい!!」という言葉・・・

 

それが小学生の本心ではないことぐらい、その場にいた大人達全員がわかっていた・・・

野球をやっている以上、試合ができなくていいなどと思っている小学生がいるはずがない・・・

 

しかし・・・

その時の二人は、まだ小さな心の中でそんな悔しい気持ちを押し殺してそう言い切った!!

 

この二人の言葉が半世紀以上の歴史があるチームの火を消さなかった・・・

大人の力ではなく当時小学4年生の光記と小学校3年生だった〇〇の幼い二人の思いが繋げたチームの歴史を、私達大人が消してしまうわけには絶対にいかない・・・

 

私は次の世代へ繋げる義務があると思い、私に残された卒団までのあと1年という期間は一生懸命チームのために頑張っていきたいと思う・・・

 

これはうちのチームのOBである巧大やすずかだけではなく、大きな楠木があるグラウンドを巣立っていった半世紀以上にわたるOB全ての野球の故郷を守るためである・・・

 

いつでも戻ってこい・・・

自分の故郷に・・・

例え知っているチーム関係者や学校の風景は変わったとしても・・・

いつもグラウンドで見守ってくれているあの大きな楠木に触れてごらん・・・

 

最後まで一生懸命頑張った子にしか聞こえない・・・

『おかえり・・・』って声が心の中で聞こえてくるから・・・

 

おかえりって言ってくれる場所があるというのは本当に幸せなことだよ・・・