甲斐の虎の様に・・・

我が家の道を挟んだ裏山は隣町になる。

その隣町には気象庁の観測所があり、その気象庁が昨日観測した最低気温が−9℃だったらしい・・・(笑)

九州の平地で−9℃というのは滅多にないな・・・

 

童謡で『犬は喜び庭駆け回り、猫はこたつで丸くなる』とあるが、本当にその通りで1階のベルちゃんはいつも通り庭ではないがリビングを駆け回っていたけど、2階の小トラちゃんはヒーターの前で丸くなってた!!(笑)

 

しかし、光記は昨日も今日もそんな極寒の中、片道40分かけて元気に歩いて登校!!

 

我が家は命の危険がある時以外は車で送ったりしない様にしている!!(笑)

これは光記だけではなく巧大もすずかもだった!!

登下校は自主練になるし何より体が丈夫になる!!

 

真夏の練習で3人とも熱中症や気分不良にならないのは、この過酷な登下校のお陰だと思う!!

 

まさに・・・

雨にも負けず、風にも負けず・・・

雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち・・・

だな・・・(笑)

 

さて・・・

いよいよWBC開幕まで1ヶ月ほどとなったが、今回のJAPANはメジャー組も参戦して最強メンバーになると言われていて私も楽しみにしている!!

その中でも郷土の誇りである村上選手が、JAPANのユニフォームを着て活躍するのを楽しみにしている!!(笑)

 

しかし、この前のサッカーW杯のインタビューを見て思ったけど、大きな国際戦で勝った時のインタビューは気持ちいいけど、負けた時のインタビューは超いやだろうなと思う・・・(笑)

 

『今日の試合の敗因は?』

『失点の原因は何でしょうか?』

『チャンスを活かせなかった要因はなんでしょうか?』

などなど・・・

 

選手にとって傷口に塩を塗られるような質問をされる・・・

しかし、監督や選手は一言も言い訳をせず自分の責任だと答える・・・

 

それは野球の世界でも同じで、プロ野球の一流選手だけではなくアマチュア野球も学生野球もそうだし、インタビューは受けないが学童野球の世界も同じスタンスだと思う・・・

 

突然だが・・・

野球に限った事ではないが、他人より上手くなろうと思うのであれば、他人と同じことをやっていても他人には勝てない・・・

しかし、この他人と違うことをやるというのはかなり勇気がいることで、他人から変な目で見られたり批判されることもある・・・

 

他人と違う生き方をするというのは辛いものなのである。

その辛い理由は言い訳ができないから・・・

 

プロ野球選手やアマチュアや学生野球の選手においても、一流と言われる選手達というのはその言い訳ができない厳しい環境に自ら身をおき、周りからなんと言われようと自分を信じてコツコツと努力してきたからこそ一流になれたのである。

 

イチロー選手の有名な話だが・・・

毎日自主練をやっていると、周りの人達がから「あいつプロ野球選手にでもなるつもりなのか?」と言われ笑われていたらしい・・・

 

この時、イチロー選手は今の光記と同じ小学生だったらしいが、すでに先ほど書いた他人とは違う言い訳ができない厳しい環境に身を置いていたことになる・・・

 

言い訳というのは自分に覚悟がないものが、その覚悟のなさを隠すためにするものであり、覚悟があるものは反対に自分を曝け出し知恵を絞る・・・

 

戦国武将で甲斐の虎と言われた武田信玄が残した言葉に・・・

一生懸命だと、知恵が出る・・・

中途半端だと、愚痴が出る・・・

いいかげんだと、言い訳が出る・・・

と、いう言葉がある・・・

我が国のためなら自分の命すら投げ出す覚悟を決めていた武田信玄らしい言葉だと思う・・・

 

他人と違うことをやるのは、とても辛いこと・・・

その理由は言い訳ができないから・・・

しかし、生き残るために覚悟を決めれば言い訳どころか知恵が生まれる。

 

言い訳が出るというのは、自分に覚悟がなく自信がないから・・・

その覚悟も自信もなければ知恵は生まれないので、いつまで経ってもその場で停滞する・・・

そして、この停滞はただその場に止まるだけではなく、世の中の時間が一秒々流れている限り停滞は後退となる・・・

 

何が言いたいかというと・・・

言い訳を言っている以上進歩がなく同じ過ちをひたすら繰り返すということ・・・

 

自分の現役生活を通してそれをわかっている巧大とすずかは、光記に対して言い訳を極端に嫌う!!

 

二人とも光記とは歳が離れている弟なので、物凄く光記を可愛がっているし大概の事では光記に対して厳しい口調では言わないが、この言い訳に関してだけは目の色を変えて光記を厳しく叱る!!

 

これは光記の小さい頃からで、低学年の時であろうがかなり厳しく叱っていた。

イレギュラーした・・・

雨でボールが滑った・・・

足が痛かった・・・

あれはボールだった・・・

あれはセーフだった・・・

光記のあるとあらゆる言い訳を許さなかった・・・

 

そのお陰かな・・・

2年ほど前ぐらいから言い訳を言わなくなった・・・

 

土曜日のノックで光記がイレギュラーによってエラーをした時に、イレギュラーだと気づいていない監督から注意を受けたが、その時にイレギュラーの事は一切言わずに、一言だけ「すみません!!」と言った。

 

その後すぐにイレギュラーした部分を足で均していた・・・

 

そうなんだよな!!

エラーの言い訳よりも次にエラーをしないようにするのが大事だもんなっ!!

言い訳を言って次の打球が絶対にエラーしないという保証があれば言い訳を言った方がいいけど、言い訳を言ったところで何も変わらないし何も先へは進まない、それよりもエラーの原因を考えて次エラーしない様にした方がいいもんなっ!!

 

パパはそんな光記の姿を見たから、すぐにトンボを持って内野の各ポディションの荒れた部分を均したんだっ!!

 

武田信玄が言っている様に・・・

覚悟を持って一生懸命やれば知恵が出るんだよ!!

 

適当にやってると言い訳ばかりで停滞してしまい同じ失敗を繰り返す!!

これを何度も何度も繰り返しているうちに、自分が考えた言い訳で自分を慰めるようになってしまう・・・

 

そんな逃げ癖がついてしまうと、先日書いた野球選手としての自立がなかなかできなくなる・・・

そんなのを兄〜にもすずちゃんもわかっているから、言い訳だけは光記の小さい頃から厳しかったんだよ・・・

 

もし、光記がこの先野球をやらない決断をしても、この言い訳の部分は別の形で必ず生きてくるし、社会に出た後も必ず役に立つ!!

 

野球のお陰でいい社会勉強をさせてもらってるね!!