野球が結ぶ縁
早いもので・・・
光記の小学校最後の運動会が土曜日に終わった。
私にとっては・・・
巧大とすずかが2歳違いなので二人で8回と、土曜日に行われた光記の小学校最後の運動会で合計14回目の運動会だった!!(笑)
こんなこと書いたら小学校の先生方に怒られるが、14回目の運動会となれば流石の私も飽きていて、光記が何位でゴールしようがどうでもいいし、巧大の小学校時代には感動していたヨサコイも長く感じてしまう・・・(笑)
そんな運動会が終了し・・・
どうしても光記の担任の先生にご挨拶をしたくて、光記に担任の先生がどこにいらっしゃるか尋ねると、光記が担任の先生の所へ私を連れて行ってくれた。
なぜ?
私が担任の先生への挨拶にこだわったかというと・・・
その理由は・・・
この担任の先生のご主人のお父さんは地元の高校野球界では名将として有名な元監督で、巧大の高校時代に部長の立場として、巧大を物凄く可愛がってくれた方・・・
その流れで・・・
同じ高校のソフトボール部として進学したすずかまで物凄く可愛がって下さった。
我が家にとってそんなご縁がある元監督さんの息子嫁さんが、今度は光記の担任の先生としてお世話になる事になり、一言ご挨拶したいと前々から思っていた!!
そして、ご挨拶を終えた後に・・・
以前このブログにも書いたが、巧大とこの担任の先生の父にあたるS監督が初めて会った時のエピソードを話した・・・
そのエピソードとは・・・
巧大は生まれつき眉毛が薄い・・・
S監督が野球部の部長として赴任されて早々、初対面の巧大に対して「お前!!眉毛をいじってるだろ!!」と言われたらしい・・・
それに対して、巧大が「生まれつき眉毛が薄いだけです」「なんなら親に証明書でも出させましょうか?」と、名将として名高いS監督を睨みつけて言い返したらしい・・・
その後のS監督の巧大に対しての対応を聞いた時に、流石名将と言われる監督さんだと実感した・・・
そのS監督が巧大に向かって・・・
「お前みたいな奴は、久しぶりに会った!!」と言って、その後からS監督は巧大を常に側に置いてくれる様になった・・・
ある日・・・
その時の事をS監督が私にも話してくれたのだが・・・
「お宅の巧大は!!」
「俺が『お前は眉毛を剃ってるだろ!!』と言うと!!」
「俺を睨みつけてきてきたっ!!」
「そんな高校生は、久しぶりだった!!」
「今の高校生は、私が何を言ってもハイとしか言わん!!」
「でも、お宅の巧大は俺を睨みつけてきたっ!!」
と、S監督はその時の事を物凄く嬉しそうに私に話して下さった・・・
私は・・・
その時のS監督を見て流石は名将と言われる監督だと思ったし、器の違いを実感した!!
そして・・・
大笑いしながら、S監督が・・・
「あんたたち親が育て損ったそんな巧大を、俺が野球で育て治してやるけん心配せんでよかっ!!」と言ってくれた事を今でも覚えている・・・
実にS監督らしい言葉だった・・・(笑)
その一部始終をS監督の息子嫁である光記の担任の先生に話すと・・・
「申し訳ありません!!」
「うちの父がそんな失礼な事を言って!!」
「父の代わりに謝りますっ!!」
と、言われてお互いに大笑いしたっ!!(笑)
そして・・・
担任の先生が「私も父もこれは何かの縁だと思っています・・・」
と、言ってくださった・・・
野球の世界は広いようで狭いが、そんな狭い世界でありながらも出会わない人には一生出会うことはない・・・
野球の縁というものは、選手の人生を変えることがある・・・
我が家の三人の子供達とS監督とのご縁というものが、今後の光記の人生にどんな影響を与えるのか・・・
とても楽しみ・・・