『なぜ?』から始まり『もし』へ

地震に豪雨・・・

何十年・何百年に一度と言われるような規模の災害が僅か七年の間に次々と襲ってきた・・・

今回の豪雨も半端な規模ではなかった。

自宅から歩いて5分ぐらにある、まあまあの大きさの川だけど濁流が堤防ギリギリまで迫っていた・・・

 

被害があるかないかの心配ではなく生きるか死ぬかの命に関わるレベルの自然災害で、それがごく身近な場所で次々と発生すると、人というのは卑屈になっていくもので『なんで自分達ばかりがこんな目に合わなければいけないの?』と考えるようになってしまう・・・

 

周りからも「〇〇〇郡(私が住んでいる地域名)は、お祓いをした方がいいんじゃないの?」と言われるほど・・・

 

しかし、住んでいる以上向き合っていくしかない・・・

沢山の思い出が詰まった大切な場所なので、引っ越せばいいという簡単なものではない・・・

 

そんな場所だからこそ濃ゆい人生が送れると思って、今後も前向きに生活していきたいと思う!!

 

何事もステイ・ポジティプにっ!!

 

さてさて・・・

先週の日曜日は、もともと招待試合だったけど雨の影響にて中止となった。

 

しかし、天気がもちなおしたためホームにて座学をしながらグラウンドの回復を待ち練習を行うことになった。

 

私はその座学の様子を黙って見ていたが、監督やPコーチの質問に対して光記が真っ先に手をあげスラスラと答えていく!!

答える内容も詳細な部分まで説明を入れ、監督やコーチがさらに掘り下げた質問をしても根拠を交えた答えを出していく!!

 

我が子を褒めるバカ親かもしれないけど・・・(笑)

光記が答える内容は学童野球レベルではなかった。

 

それというのも・・・

以前からやってきた考える野球のおかげだと思っている。

 

光記の『なぜ?』という疑問を掘り下げて、これ以上掘り下げれないという『根拠』まで一緒に考えることによって本人に『納得』が生まれる・・・

 

本人が納得する根拠を見つけると、状況が違う場面でも同じ根拠に辿り着くプレーや判断ができ、選択肢の幅が広がり応用が効くようになる。

 

一を知って十を知ることができるようになる。

 

そうなると・・・

『予測』という想像ができるようになり『備える』ことができるようになる。

野球IQの部分・・・

 

この部分を、私は・・・

メンタル・テクニック・スキル・フィジカルの『スキル』として表現するが、このスキルの部分は中学2年の夏過ぎの新チームになる時から特に重要になる部分だと思っていて、高校やそれ以上で野球をやるには必須な部分だと思っている。

 

何度も書くが・・・

巧大とすずかの野球を通じてこの部分の重要性を知った私は、光記に対して想像力を司ると言われている右脳のキャパを広げるために幼稚園時代に教育パズル教室に通わせた。

 

その後は、先ほど書いた光記の『なぜ?』という疑問に寄り添って、光記が根拠に辿り着くお手伝いをした・・・

 

光記に答えを教えるのが一番早い!!

しかし、必要な遠回りはさせないと、先々に必ず指示通りのプレーしかできない選手になる。

急がば回れである・・・

 

これも、何度もこのブログに書いてきたことだけど・・・

幼稚園の年中さんから小学校2年生までは基盤作り・・・

小学校3年生から4年生は基礎作り・・・

小学校5年生から6年生は基本作り・・・

 

そして、それ以降は応用しかない・・・

 

これも巧大とすずかの野球で経験して学んだことだけど、この応用の部分は様々な野球の根拠と基本ができていないと応用はできないし、この応用の部分は第三者の力ではどうしようもなく、本人の力で獲得していかなければならない部分・・・

 

だから・・・

中学以降の野球では、極端に親の出番が無くなってしまう・・・

 

普段の練習でも・・・

ミスや不味いプレーがあった時に、監督やコーチがプレーを止め「キャプテン!!お前が皆んなに説明しろ!!」と言われる。

そんな場面で『もし』という可能性を含んだ指示内容が多いのが光記の特徴である。

 

今のは〇〇しろっ!!

でも”もし”〇〇だったら〇〇しろ!!

それで、”もし”〇〇になったら〇〇しろ!!

 

と、いう言い方を光記がする・・・

 

この『もし』が光記の野球の引き出しなんだよな・・・(笑)

 

これからも・・・

『なぜ?』から始まり・・・

『もし』という備えができる・・・

 

自分で考える球児であってください!!