学ぶ姿勢

本日は、KAB杯が県営八代球場で行われました。
この大会はボーイズリーグだけではなく、中学硬式野球の様々なリーグが垣根を越えて対戦するという、とても刺激になる大会です。
巧大が所属する泗水ボーイズは、シニアリーグに所属する熊本西リトルシニアさんとの対戦となり、結果は大敗となり残念な結果となりました…

しかし、私個人的にはちっちゃなとてもちっちゃな嬉しい事がありました‼︎
巧大の学童時代は、チームの慢性的な人数不足から試合に出ることが多く、低学年からしっかりとベンチワークをしたことがありません…
そのため、ベンチワークの大切さなどが理解できていないように思えていました…

その事を気になっていた私は、よく高校野球の様々な大会に巧大を連れて行っては、球場内を全力疾走するボールボーイやバット引きの選手たちをしっかり見るように言ってきました…

そして現在、巧大の役割はレギュラーの先輩や同級生の選手たちが、試合に集中できるように裏方の仕事をきっちり行うことです‼︎

私もスタンドで、応援しながら巧大の動きを見ていましたが、別の場所で今日の試合を見ていた巧大の祖母が帰りの車の中で、「大会の取材に来ていた記者さんが、全力疾走する巧大を何回もシャッター切ってたし、周りの一般の観客の方々が、泗水のボールボーイしてる子は、機敏に動いて全力疾走して気持ちいいって言ってたよ」と話していました。

その話を聞いて、巧大には面等向かって褒めてはいませんが、本当に嬉しく思いました‼︎

試合後、Uコーチとお話しできる機会があり、その際のコーチのお言葉に「練習中などに自分以外のメンバーが20人いるとして、それぞれ20人に指導者が指導を行い、それを自分のこととして聞いていれば、野球について20種類学ぶことができるんですよ‼︎」とおっしゃっていました。

私はそのコーチの言葉を聞いた時に、今日の巧大のボールボーイの姿は、ひたむきにチームのために裏方となって頑張ってる高校球児の姿を見て、学んだものだと思います。

そんな、高校球児のひたむきな姿は、野球を行っている全ての後輩の見本であり、周りを清々しくしてくれる素晴らしい姿だと思います。

巧大が、これから社会に出て行く上で、野球というツールを使って社会勉強を行い、人が生きて行くということは、何らかの犠牲の上に成り立っており、そこに感謝する事が必要であることを、しっかり学んで欲しいと思います。
そして、その感謝を実践できる人になって欲しいと思います…