大きな結果のために、今は地味な努力を・・・

北朝鮮のミサイル発射問題の対抗措置として、世界各国及び日本独自の経済制裁が国会にて採択されようとしています。
今までの経済制裁と大きく異なるのは、北朝鮮側に比較的融和であった中国が、アメリカとの協議にて、今回は北朝鮮に対して、厳しい内容の経済制裁で合意したこと・・・

今回の、経済制裁内容を見ると湾岸戦争や、アフガニスタン戦争並みの経済制裁内容であり、北朝鮮の長距離弾道ミサイルの射程に、アメリカも入っていることでの危機感と、アメリカ側の本気度がうかがえる内容であり、今後予定されている米韓合同演習の演習内容に対しての、北朝鮮側の反発は免れない状況となるため、緊張が高まることは間違いない状況になりそうです。
日本でも憲法解釈が行われたばかりで、よそ事ではなく我が国の今後の動きが気になります。

さて、週末はホームでの練習となりました・・・
今回からほんの少しずつですが、早速メンタル面へのテコ入れを行った後での、練習であったため巧大の動きについては、そんな内容を中心に見ていました。
もちろん巧大は、今の段階では無意識の中でのトレーニングなので、そんな取り組みをやっていることは、本人は気づいていません・・・

トレーナーからの指示内容については、巧大の今後のトレーニングの事情で公にできませんが、本人へほんの少し物の言い方を変えたり、物事の解釈を変えるような助言を行うという作業を行っただけで、先週の平日のトレーニングから、スイッチの入り具合が少し変わってきました。

先日の平日のトレーニングでも、ある方から「今日の巧大は、最初からスイッチ入っているね!!」と言われる程で、今の時点でもごく僅かだと思いますが、効果が現れてきているように思います。

そんな中での練習で、絶好の練習内容が一つありました。
ランナーをセカンドにおいてのシートバッティングです!!

ここに関しては、今取り組んでいる内容で完全にツボにはまった練習でした・・・
3打席入り3打席とも、セオリー通り体制を崩されながらもセカンドとファーストへのゴロを打ち、最低限の仕事をこなしました。

イメージ 1


ここで生きたのは・・・
ケースイメージトレーニングを繰り返し行っていたこと・・・
つまり、イメージトレーニングの先にある、自分の置かれた立場(チーム内での自分の位置)を理解した上で、その時々のケースに応じたイメージを繰り返し、訪れた場面で一番最低限の仕事を0ポディションとして、そこからそれ以上の仕事をイメージするという、これまでの巧大の傾向や性格に合わせた、ある方法でのトレーニング・・・

自分の中での内発的な目標ではなく、チームに貢献する目標である外発的な目標の達成の仕方について、絶好の練習機会が今回訪れ、それが無事成功したこと・・・

もちろん、これは段階的に行うもので、今回のシチュエーション的に言えば、メンタルもスキルも確実性が増してくれば、巧大のチームの立ち位置てきに1・2塁間の間をゴロで抜き、セカンドランナーが本塁へ生還するという、シチュエーションが一番良い結果なわけで・・・

段階的に、0ポイントレベルを上げていかなければいけない・・・

昨日の場面はそんなシチュエーションだったのですが、野球には細かなシチュエーションが、わからないほどあるわけで・・・
これから、地道な作業が始まる・・・(笑)

あと、バッティングのルーティンの一部については今までも実行していて、本人も意識して行っていたように見える・・・
おとといは、10球のみと決められたバッティング練習だったみたいで・・・
そんな条件でバッティング練習をやっているとは、全く知らない私は・・・
巧大が3球ほどバッティングをして、次のバッターに交代したため「あいつ数え間違いじゃ?」と思って、私がブツブツ言っていると、そばにいたコーチが「あいつは、その前のバントで7球を使って、自分なりにテーマを持ってやっているんですよ・・・」と言われ・・・

意地悪な私の性格が疼きだし・・・
練習後の車の中で、わざと「今日のバティング練習は何かテーマにしたの?」と聞くと、「10球を自分のテーマに合わせて、自由に使っていいバッティング練習だったけん、この前練習試合でバント失敗したけん、バントと右へのゴロを重点的に練習したばい・・・」
「バントできない2番なんか、使えんど・・・?」と言ってた・・・(笑)

これまでの巧大は、意識はしていたが深く考えず固定観念だけでやっていた練習・・・
当たり前だと思う練習を、少し視点を変えて練習をすることで、当たり前が当たり前ではなくなり、意識した練習に変わる。

意識が変われば、この冬”攻めの冬季練習”をテーマに取り組み、平日のトレーニングも”根拠を持ったトレーニングを行うこと”をテーマにしてたので、フィジカル面の成長が見られ・・・
おととい、コーチに測ってもらったベースランニングタイムが秒単位で短縮し、遠投力と送球のキレも随分上がってきて、フィジカル面とメンタル面がリンクし始めている・・・

今朝の番組でも、スキージャンプ高梨沙羅選手がレポーターの「復活の理由は?」という質問に、「フィジカルトレーニングの、トレーニングメニューの理由を理解することで、試合に活かせるようになった。」と答えていました・・・

まさに、スキル・フィジカル・メンタル・・・
ある方から、いただいたブログのコメントにあった”心技体”・・・

この心技体という言葉をただ言葉で発するだけでなく、深く掘り下げ、科学的に根拠を追求したトレーニングを実践することの重要性・・・
これを冬季練習前に周りの方々から助言してもらい、なんとなくでも本人が理解してトレーニングできた事は大きかった・・・
周りの方からの助言に耳を傾け、素直にそれに取り組んでいく事の大事さを最近痛感している・・・

卒団まで、あと4ヶ月とかなり限られた時間となり、高校野球まであと1年しかない・・・
巧大にとって高校野球にチャレンジする意味では、今取り組んでいる部分が高校での野球生活を左右する、大きなキーポイントになるのではないかと思う。

もちろん、目の前のチーム成績を残すという事が大前提の話になりますが、巧大自身が高校に向けての準備も今後進めていきたい・・・

しかし、最後に巧大らしい笑い話で・・
「バントの時のルーティンもしたほうがいいね・・・」と真顔でおっしゃいますが・・・

それ・・・
相手に・・・
「これから、送りバントしますよ・・・」と教えるようなものじゃないですかね・・・

ましてや・・・
スクイズの時にしたら・・・

お前・・・
一生試合に出してもらえないと思います!!(爆笑)