ビジョン

巧大も早いもので15歳・・・
勿論・・・
成人となるのは20歳だけど、少年法により例外的に刑事責任を問えるのは、14歳からとなる・・・

年齢的な時間軸で、大人と判断される年は20歳だけど、成熟度でいう内容的な軸で大人と判断されるのは、法律的に例外的と言っても14歳からとなる。

ということは・・・
巧大の15歳という年齢は、判断能力という意味では、もう大人として扱われるということになる・・・

中学硬式に挑戦する12歳の時に、日本ハムの大谷選手がやっていたような、計画目標を明確にする手法に似ているけど、計画当時小学生だった巧大には、簡単に頭の中が整理できる、セブンクロス法という手法で、巧大の将来のプランを一緒に立てた・・・

その将来のプランの、目標や期間やゴール設定などの修正を、15歳になった今・・・
自分で行わなければいけない時期に来ている思う。

つまり、自分の進路を自分で考えるということ・・・

過去の記事にもしたけど、1年に1度春先にジャッジを設けていたのは、この計画の見直しを行うためのもの・・・

今までの2年半で・・・
計画通りに進んでいる部分と、そうではない部分が当然ある・・・
良い意味での想定外は、フィジカル面の成長が嬉しい誤算だった・・・
予想以上の成長で、本当に嬉しかった・・・

こんなやり方をしたのは、野球だけではなく人生設計の考え方や、社会人になり企画や計画の立て方の、基本となる考え方を学んで欲しいと思ったから・・・

未来のプランを立てることによって、目先のことばかりにとらわれず、自分が設定したゴールに対して、現在の改善すべき課題を見つけることができ、その課題をクリアする為の取り組み内容が出てきて、その取り組みに対して反省するというモニタリングに繋がる・・・

そして、そのモニタリング結果を根拠に、新たにアセスメントを行い、客観的な課題分析を行い、定期的な見直しプランを新たに作成するという、社会的な基本視点を養って欲しかったから・・・

勿論・・・
巧大自身は、そんな深くまで意味はわかっていないと思うけど、なんとなく無意識の中で、この方法で自分を客観的に見る視点はついたと思う・・・

少なくとも、練習や試合の後には、根拠ある反省点と、根拠がある改善点・・・
そして改善する方法を、無意識の中で考えて、答えるようになってきている・・・

〇〇先輩が、若い頃に指導者からよく言われたと言って、教えてくれた言葉・・・

「根拠がないプレーでミスをすれば、エラーになるが・・・
    根拠あるプレーでミスをしても、勇気あるプレーと賞賛される・・・」

「その根拠を図る尺度は、日頃の練習にて磨かれる・・・」

「難しいことはない・・・
    日頃のなんとなくという心を殺し、意味を考える心を生かすだけ・・・」

「根拠がない結果論は、ただの言い訳・・・
    根拠がある結果論は、将来の糧となる・・・」

と言う言葉・・・

常に、自分がとる行動に意味と責任を持つと言う事・・・

そんな、人生勉強を大好きな野球を通して、巧大が勉強してくれたら嬉しいと思い、2年半の間やってきた・・・

わずかではあるけど、この2年半で培ったもので、今後の自分をよく考え、根拠がある判断で、進路について答えを出して欲しい・・・

そして・・・
俺や嫁さんに、進路についてのプレゼンテーションを、巧大から聞かせて欲しい・・・(笑)

結果的にうちの場合は、父親である俺に野球経験が無いに等しい・・・
だから、野球のスキル面とフィジカル面はお手上げで、良いのか悪いのかもわからないんで、立ち入ることができない・・・

野球をやっている子を持つ親としてできることは、進路を選択する上でのメンタル面や、根拠ある答えを導き出す方法などを、教えてあげることぐらいしかできないので、これから進路についても、そのスタンスで応援していきたいと思う・・・

誰のためでもなく、野球をやっているのは自分なので、納得いく進路を自分自身で選択してほしい・・・