ほんと・・・子供が親を育てるんだなあ・・・

突然だけど・・・

昨日光記と一緒にチーム練習に参加していて、何気に自分の変化に気づいたので書き残しておこうと思う・・・
この気づきは、将来うちの子供達が子育てする時に、何かのやくにたつんじゃないかと思って・・・

何度も書くけど、光記はまだ幼稚園生で軟式野球連盟に登録できないし、学童の選手達とは全てにおいて劣るため、本来であればクラブチームに入団することすらできない・・・

しかし、長男も長女もこのクラブチームに所属していた事と、監督コーチが当時のままで、気心も知れているため保護者が常に付き添っていることを条件に、特例として練習生という形で練習に参加させていただいている・・・

俺も嫁さんも、今の段階で光記が野球が上手くなって欲しいからとかではなく、歳の離れた末っ子のためついつい過保護になってしまい、わがままな性格にならないように早い段階で団体行動に触れさせておきたいという気持ちがあって、無理を言ってこのクラブチームに入れてもらった!!

そんな経緯でチーム練習をやっているけど、基本的にはクラブ生とは別メニューで基礎練習を行なっている・・・
その基礎練習を二人でやり、監督にきちんとできているかの確認を入れてもらう形だ・・・

そんな中・・・
クラブ生のお母さん方から言われる事だけど、最近よく「こんな光記君みたいに小さい子が、2時間も3時間も飽きずに練習できますね!!」とか、「うちは旦那と二人で最初は仲良く練習やっているけど、できないことがあるとお互いにだんだんイライラしてきて、喧嘩みたいになってしまいます」とか言われる・・・

そして、その後に共通して聞かれるのは「何でお父さんが強く言わなくても、光記君は言うことを聞いて練習するんですか?」とか、「どうしたら光記くんみたいに、楽しそうに野球がやれるんですか?」とか聞かれる・・・

最近よく言われることなので、俺も何となくその場を取り繕った返事をして、あんまり深く考えてもいなかった・・・

自分の中では、あくまでも遊び感覚で野球の基礎を教えていて、ゆるゆるの全く厳しいことを言わずにやっているからと思いこんでいた・・・

しかし・・・
俺自身の中では光記が飽きないようと、ゲーム感覚などにアレンジはしているけど、周りから見れば普通に”捕る・投げる・打つ”の野球の基礎的な部分の繰り返しを5歳の子がやっているわけで・・・
俺自身の感覚では、ゆるゆるの遊びの延長の野球と思い込んでいるだけで、内容に関しては決してゆるゆるではなく、地味だけど大事な基礎部分の反復練習をやっているわけで、確かに周りから見れば決してゆるゆるの遊び野球には見えないよなぁ・・・

改めて周りの方々からそんなことを言われると、自分でも何故なのかなあ・・・?
と思いながら、昨日は光記と練習をやっていた・・・

そのことを忘れかけていた、二人でティーを打っている時・・・
「1!!2!!3!!」と、二人で声を合わせてティーを打って、打球がいいと二人で喜んで笑いあっているその時に、再びそのことが頭の中をよぎった・・・

長男の時は周りの保護者の方々からは、どちらかというと子供を叱る方で有名だった俺・・・

それがいつの間にか・・・
周りから見られている今の俺は、子供を叱らなくても子供を野球で楽しますことができるお父さんになってる・・・

この真逆の現実・・・

それでは何が俺を真逆にしたのか・・・

それは・・・
実にシンプルな答えで・・・

”長男を通じての経験”

この経験とは・・・
いい経験も悪い経験もしたことで、子供と同じ時間を共有することによって、見るもの聞くもの感じるものを共に共感できるようになったからだと気づいた!!

さっき書いた光記とのティーの時のように、今まで出来なかったことができるようになったという喜びを親子で共有して共感することによって、光記にとっては父親が自分を認めてくれたという喜びが自信につながり、次への意欲につながる・・・

だから、もっと認めてもらうと思って練習を頑張ろうとする!!

こんな姿が周りの方々からの、問いかけの内容になっているんじゃないかとその時に思った!!

いつもお世話になっているトレーナーの方が、よく私に言ってくださる「子供が何かを成し遂げた時などは褒めてあげてください・・・」「子供というのは親から認めてもらうことが、何より嬉しいことなんですよ・・・」という言葉・・・

これだよなぁ~
まさにこのことだよなぁ~

勿論状況に応じて叱ることも大事・・・

長男が小さい時というか中学生までと言った方が正しいと思うけど、俺がこの叱る時に一緒に寄り添った叱り方をしていなかったのがいけなかった・・・
叱る内容についても、物事について共有して共感していない叱り方だった・・・

だから、長男にとってはなぜ叱られているのかという本質までたどり着かないので、モヤモヤが積もり反発という形になっていたと思う・・・

褒める事も叱る事も物事に対して共有して共感する事こそ、親子にとってもっとも大事な事ではないかと思う・・・

今度同じようなことを他の保護者の方々に聞かれたら「子供ができなかったことができるようになった時に、めいいっぱい親も一緒になって喜んで、子供が何かできなかった時には一緒に悔しがって、それができるようになるにはどうしたらいいかを一緒に考えましょう!!」と答えよう!!

そして俺はこれからも光記とは、このスタンスで野球を共に頑張って行こう!!
これを成り立たせていないと・・・

泥団子作ってた方が楽しい5歳の幼稚園児が、野球行きたいとは絶対言わないもんなあ~(笑)

親子が一緒に共有し共感できる寄り添う野球を・・・