町の検診で発覚した股関節の形成不全・・・
すぐに整形外科受診して・・・
将来、歩行などの日常生活には支障が無いだろうと診断されたものの、親としてはとても心配だった・・・
特別な治療をしたりとかオペをするだとかでは無く、起きている時も寝ている時も24時間特殊な器具で固定し、股関節を矯正するという温存療法が始まった・・・
その器具を装着した長男の姿を初めて見て、嫁さんが泣いていたのを今でもよく覚えている・・・
その器具をつけての生活が1年にも及んだ・・・
どこに行くにもその固定器具を装着していて、買い物に行っても何をしていても、赤ちゃんが見慣れないものを下半身につけているため、世間からの興味しんしんの視線を受けていた・・・
そして・・・
先日、当時の長男と同じような器具を装着している、ベビーカーに乗った赤ちゃんとホームセンターで遭遇した・・・
よせばいいのに・・・
当時の長男と同じ境遇だったため、思わずその赤ちゃんを連れたお父さんとお母さんに声をかけてしまった・・・
何も考えずにすぐに話しかけてしまう悪い癖・・・(笑)
私が・・・
「懐かしいです・・・」
「うちの長男も、赤ちゃんの頃に同じようなものをつけていたんです!!」と言うと・・・
お母さんの方が・・・
「ええ~そうなんですか?」と、言われた・・・
お父さんの方が・・・
「それで今は?」と、おっしゃった・・・
なので・・・
今、長男が高校で野球をやっていることを伝え、よせばいいのにスマホの中に入れていた長男が野球をやっている動画を見せた・・・(笑)
親バカって思われたかな・・・(笑)
その子は、股関節の脱臼だとおっしゃっていたので、うちの長男と同じような症状じゃないかと思うけど、ご両親の我が子の将来に対しての不安感などの気持ちがわかるので、心配しなくてもこんなに動けるようになるんですよ!!と、伝えたくて動画を見せた(笑)
その後、ご両親も笑顔で「安心しました・・・」と、おっしゃっていた・・・
本人も、赤ちゃん当時の自分の姿を画像や動画で見たりして、当時の記憶はなくても自分がどんなだったかを知っている・・・
なので・・・
小学校の時の1/2成人式で、その事に触れて全校生徒や保護者を前にして、泣きながら本人が作文発表をしたことを覚えている・・・
日常生活など激しい運動をしても、特に痛みがあるとか支障をきたすことはないけど、人よりも股関節の可動域が狭く体が硬いと言われてきたけど、本人はただの一度もその事を言い訳にすることはなく、これまでも野球を続けてきた・・・
野球が上手くなくても・・・
背番号を背負っていようがいまいが・・・
野球をやっている一人の人間としての光を放ち続ければ、今回のように人に光を与えることができる。
そして・・・
最も身近な兄妹達・・・
兄の背中を追って野球をやっている長女と次男に、今後も野球を通してどんな形でもいいから、光を灯し続けてあげてください・・・
最後に・・・
当時の状況を知る、俺ら親の立場からすると・・
元気に走り周っている姿見るだけで・・・
まるもうけっ!!
だよ・・・